2013年11月20日水曜日

AOの指導ではこんなことしてました。


photo by joiseyshowaa
ちょっとキツ目のAO入試に挑戦した高3生。
無事に合格の知らせが来たので、少しホッとしたところです。(11月15日現在)
AOの難しさについては、一度指導中に記事にしてはいるのですが、では実際に何をどう指導したかというのを書いてませんでしたので、今回はそれを整理してみます。

2013年10月21日月曜日

高1生は科目選択の時期です


photo by Calsidyrose
9・10月辺りになると、だいたいどこの高校も進路学習的なものが始まる、、、と思っていたんですが、学校によってはそうじゃないようで。。。
塾の通信には中学版・高校版ともに進路指導的な記事を4月からずっと書き続けていているし、生徒にも事ある毎にアレヤコレヤと話しているんで、まぁ「今更言わなくても」という部分もあるんですが、新規の生徒さんと話すと、どうしても進路選択に関する温度差が大きいんですよね。
というわけで、高校での、というより高1での大きなイベントの1つ『科目選択』について書いてみます。

2013年10月8日火曜日

志望理由書にどこまでこだわるか

photo by mortimer?

前回、「AOって、全部が全部、『出せば入れる』なんて簡単なもんじゃないんですよ」ということを書きました。
まぁ、、、AOの文字から「アホでもOK」とか「どーでもAO」とか揶揄されることの方が多いわけですが、でも、上位大学ではかなり厳しい審査があるというのは前回も書いたとおり。
今回はその審査の一つに当たる、"志望理由書"について。

2013年10月7日月曜日

"AO入試"の考え方


高3生はそろそろ専門学校やAO入試・推薦入試の結果が出始める頃
一般入試を前提に頑張っている生徒は、周りの生徒が進路を確定し始めている様子を見て、徐々に焦り始める時期です。
うちの塾にもAOで受験をする高3生がいまして、9月辺りからは志望理由書やら提出課題やらの作成に必死になっています。
ということを書くと、「え?AOってそんなに難しいの?すんなり通るもんじゃないの?」と思われる方も少なくなさそうなので、あまり良く知られていないっぽいAO入試について書いてみようかと。

2013年9月24日火曜日

【お答えします】「どこか『いい学校』ないですか?」


photo by kenteegardin
9月も終わりに近づき、学校のカレンダー上ではそろそろ後期。
中3生は受験に向けての総合ABCが始まり、高3生はAOや推薦入試の本格化・センター試験の出願、高1生は文理選択を迫られると、まぁ否が応でも将来についてアレコレ考えなければならない時期に入りました。
うちの塾では4ヶ月くらいおきに3者面談の日程を組んでいるのですが、どのタイミングで面談をしても進路に関わる話は避けて通れません。
で、面談の際に聞かれて非常に返答に困るのが、表題の『いい学校』ってやつです。

2013年9月16日月曜日

裸の王様にならないように


photo by jessleecuizon

Twitterで全国のいろいろな学校や塾・予備校の先生の発言を見ているんですが、ほんとうに面白いんですよね。
今も『関係代名詞の指導法』について何人かの先生の発言を流し読みしていたんですが、新しい視点に触れられることも多く、勉強すべきことはまだまだあるなぁといつも思います。

2013年9月15日日曜日

塾の売り物はなにか?


ブログでもTwitterでもそうですが、おそらく一般的な客商売のイメージから比べると、私の発信している言葉は、内容も表現もかなりキツイと思うんですよね。
少なくとも『千客万来』という感じではないし、実際、お客さんである生徒さんにも「やる気もなくだらだら来るくらいなら、キッパリ辞めれよ」と平気でいってますし。
そうなると、どうも、フツーの塾とは売っているもの自体が違うんじゃないかという気がしてきます。

2013年9月11日水曜日

頭のいい子には何をさせるか


前回の記事を書いてからのここ数日、いわゆる「頭のいい子」に対してどういう指導をすべきかっていうのをずっと考えていました。
考えていたというか、正確には前々から考えていたことをメールのやり取りや会話の中で改めて言葉として組み立て直していったという感じなのですが、さて、うまく伝わるでしょうか。。。

2013年9月3日火曜日

何にこだわって勉強をするか


昨晩の授業後、あるお母さんと1時間ほど話したんですが、そこで思ったのは、やっぱり、自分は、もしくはうちの塾は、点数とか順位とかに対するこだわりが薄いなぁと。

2013年8月29日木曜日

データから考える、高校受験のその先 3


先日、仕事でお世話になっている方から電話があり「知り合いの高校生が○○高校で何番目くらいの成績なんだけど、国公立大って行けると思う?」と。
で、即座に「無理じゃないですかね」と答え「そうだよねぇ」と同意を得たわけですが、どうもそのお知り合い(高2)は「行ける」と思っているらしい。
なんでそんなに自信満々に「無理でしょ。」と言い切っちゃうか、生徒側は行けると思っているか、という話。

2013年8月24日土曜日

やる気が無い子にはどうすれば?


私の場合、ブログ記事を書くにも意外と体力と気力とあと勢いとが要るのですが、その原動力の1つになっているのは"何かに対する怒り"なような気がします。
学校の指導がどうにも納得行かないからアレコレ書いてみたり、試験の問題がどうにも腑に落ちないからザクザク斬ってみたり。

2013年8月14日水曜日

夏の講習がひとまず終わりました、、、が、


道コンの採点結果も無事に提出し、夏の集中講座が終了しました。
とりあえず、指導側が倒れる前に無事終了できたようです(笑)

2013年7月8日月曜日

【お答えします】「"夏期講習無料招待"とかしないんですか?」


先日Twitter(@sigma_seminar)でも流したんですが、最近はネット上にもいろんな教育サービスが出ていまして、しかも無料のものも探せば結構あります。
manavee』なんかもスゴイですよね。

でも、「じゃぁ何でもかんでも無料でいいか」といえばそうではないと思うんですよね。
先日ある方と話してる最に「あんまり入会キャンペーンみたいのやってないですよね?」みたいな話になったので、その辺りの考え方を整理してみます。

2013年7月6日土曜日

高校選びの予備知識 ~私学の合否基準表から読めること

PhoTones Works #384 - 無料写真検索fotoq
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by PhoTones_TAKUMA

書くべきか、見なかったことにしてやり過ごそうか迷いましたが、育ててもらった(もしくは、好き勝手にやらせてもらった)多大な恩もあるので、敢えて書いたほうがいいのかなぁと。。。
いつもお世話になっている某塾のT先生の昨日の記事で私の古巣である某高の合格基準表が紹介されていたので、そこから考えたことを、隠し立てせずそのまんま書いてみようかと思います。

2013年6月29日土曜日

失敗を語るということ

Orz in GreenIsland @Taiwan - 無料写真検索fotoq
photo by icools
なんか、最近の記事を読み返してみると、ぱっと見、私のスタンスがとっても後ろ向きな感じなんですが。。。
高校当時の話なんて、今のところ、ただの1つも自慢できる部分が書かれてないですからね(苦笑)
でも、そんな話であっても、ちゃんと意図を持って書いているし、生徒にも話してるんですよ。

2013年6月28日金曜日

高校選びの予備知識 ~制服で選ぶって子も居ますね・・・

私的にはあんまり制服にはこだわらないんですが、、、(というか、熱を込めて制服について語られても困るでしょうが。。。)
生徒の中には「あそこの制服が可愛いくて着たいから!」という子も確実に居ます。
というわけで、今回は制服について。

2013年6月26日水曜日

高校選びの予備知識 ~進学実績は重要か?


昨日のアクセスが妙に多くて「なんだろう?」と思ったら、鷹取先生のブログで記事を紹介していただいていたんですね。
なんだかいつもすいません。
・いつも折にふれて紹介してもらっている鷹取先生に
・せっかく来ていただいたのに、あまり中身が無いことにガッカリしている読者の方に

2013年6月25日火曜日

高校選びの予備知識 ~通学時間を考える

前回は「教育課程表を見てみましょう」ということでしたが、、、まぁ現実問題としては、それよりも制服や部活、行事の方なんかに目が行くものです。
てわけで、もうちょっと現実的な所で、"通学時間"について。

2013年6月24日月曜日

高校選びの予備知識 ~教育課程表を読む

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いつの間にやら『札幌市立高校 合同説明会』の告知が出ていまして、先日慌ててTwitterで流しました。
 →告知はコチラ 
私立高の場合は、学校祭やら私学展やら学校公開やらと、年に何度かの説明会を催すので11月頃までは話を聞く機会があるんですが、公立高校の学校説明会はたいてい夏休み辺りに一回こっきりなんです。
なので、この時期を逃すと、その学校についての情報が手に入らないままになってしまったりするんですよね。

ちょっとでも受験先の候補として上る可能性があるのであれば、たとえ今は候補になくても、覗いておいてもいいかと思います。

2013年6月17日月曜日

「シグマゼミってどんな塾?」 →変な塾です(笑)

あるお問い合わせに対しての返答を考えている時に、「うちってどんな塾なんだろう」と改めてマジメに考えてしまいまして。
自分にとっては至ってフツーのこととしていることでも、他の塾の様子とアレコレ比較しながら考えてみると、「あ、うち、ちょっと変かも」と思う部分が多々ありますね。
返信のメールを書いているうちになんだか笑えてきた(苦笑まじり)のでちょっと整理してみようと。

2013年6月15日土曜日

学習意欲について、もう少し

昨日の「学習意欲の喚起のためには、直接的な報酬はオススメしない」という記事を書いてから、「そういえば、似たようなことをアレコレ例を出して実証してるプレゼンがあったなぁ」と思いだしたもので探しました。
TEDというセミナーの20分弱の講演ですが、これはぜひご覧頂きたい、、、のだけど、「コレ見てね」で終わると自分のことが書けないので、それは最後に回しまして。。。

2013年6月14日金曜日

学習意欲を維持させるのにオススメできないこと

定期試験が一段落つきました。
昨日まで、教室を早く開けたり何だりと足が痛くなるほどバタバタしていましたが(←運動不足)、今日はうってかわって、のんびりと時間が過ぎています。
そして、何やらボォ~っとしておりまして、、、えぇ、燃え尽き症候群ってやつですね、はい。

というわけで、こうならないための「意欲を持続させる方法」を考えてみようかと。

2013年6月13日木曜日

簡略化・翻訳で『二項定理』をシンプルに

"学習力"の要素として"簡略化する"ことと"翻訳する"ことを挙げました。
要は「複雑なものを複雑なままどうにかしようなんて思うな」ということです。
いかにして自分の頭のなかに収めるか、そこを工夫しなければ学習したことになりませんからね。

というわけで、もうちょっと"簡略化"と"翻訳"の例を挙げてみます。

2013年6月12日水曜日

自分なりに"翻訳する力"がものすごく大切です


前回書いたように、基礎学力以前のものとして"学習力"というのがあるように思います。
小難しく言えば「学び取る態度」とでも言いますか、「与えられた情報を上手く消化する力」とでも言いますか、そんな感じの能力。
私自身は別に教育学の専門家でもなければ認知心理にも詳しくはないですが、でも、実際に生徒を見ていると、とにかく勉強の仕方進め方が下手です。
「そんなやり方じゃ、要点も覚えきれないだろ」と思うこともしばしば。

2013年6月11日火曜日

"学力" の前に "学習力" を鍛えよう


かなり以前に『"公式"に振り回されすぎです』や『こんなに頑張っているのにという人へ』のシリーズにも書きましたし、前回の『学習時間と成果が比例しない』にも書いたことですが、「やってはいるのに伸びない」という生徒の多くはとかく "勉強の仕方" が下手な気がします。

それは"学習力"とでも言えるもので、計算うんぬんや暗記どうのとかいうレベルの更にその前の段階の「学び取る力」という感じのもの。
これをちょっと考えてみようかと。

2013年6月8日土曜日

【お答えします】 「学習時間と成果が比例しない」


昨日、サイトをご覧の方から学習法についての質問を頂きました。
ちょうど生徒が帰った後で時間が空いていたので、思いつくままに返信したのですが、送信後にもうちょっとちゃんと書けないかなぁと思ったので、整理して記事にしてみようかと。

2013年6月6日木曜日

その学習計画表、ちゃんと機能しますか?


中高ともに定期試験の時期ということで、生徒たちは必死で試験範囲を振り返っています。
で、頑張るのはとてもいいんですが、「なんか頑張り方を間違ってないか?」という部分も多々ありまして。
同じ時間をかけるにしても、「なにをどう頑張るべきなのか」を整理してみようかと。

2013年6月5日水曜日

「うちの教科担任、ハズレらしくて・・・」


もし無人島に流されたら、あなたはどうしますか?
 ・絶望感に浸ったまま延々と文句ばかりたれて餓死を待つ
   それとも
 ・死なないために何としても水場を探し食べられるものを見つけ出す
さぁどっち?
っていう、そういう話。

2013年5月23日木曜日

著名人による実名ツイートについて思うこと

こっちに書こうかTwitterで書こうか迷ったんですけど、「きっと教壇に立ってたら授業でも話すだろうなぁ」と思ったのでコチラにだらだら書いてみます。
(いちお自分の中では、「"500字程度で終わりそうな話題"はTwitterに書く」ってことにしてます)
数日前に、Twitterに60万ものフォロワーを持つある著名人が、店舗名を出して批判的なツイートを流したというのがニュースになりました。
この記事を見つけられるほどにネットを利用している方ならすでに大多数はご存知でしょうから、ニュースの詳細は省きます。
で、ニュースサイトのコメント欄やそれに続くいろいろな人のツイートでは「著名人が実名出して店の評価をするなんて、発言に対する影響力の大きさを考えたらとんでもない!」という事が主流になっているようです。
でも、店の評価を発言すること自体って、そんなにダメなことですかね?

2013年5月20日月曜日

データから考える、高校受験のその先 2.1

前回・前々回にひき続いて『その3』を作成中なんですが、どうにも上手くまとまらないので前の2つを読み返していました。

で、自分で書いたものなのに、アチラコチラのファイルを参照しながらというのはやはり読みにくいなぁと。。。(苦笑)

そんなわけで、前の2つの参照元から、該当箇所のグラフを抜き出して貼り直しておきました。

本当はきちんとファイルを開いて数値や分析の内容まで読んでみて頂けるのがいいんですが、アレコレとファイルを開くだけの時間的余裕が無い方も居るでしょうし、環境によってはPDFをそうそう開いてもみられないでしょうから。

高校でなら、学校で回収した生徒のデータと照らしあわせてみたりすれば、在校生・保護者向けの進路説明会なんかで面白いプレゼンが作れそうなんですが、ね。



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中学でも高校でも、学校によってはあまり進路の情報が流されていないと聞きますので、ちょっとでも進路を考える切っ掛けになればいいかなぁと思いつつのんびりと書いています。

学習相談、進路相談、無料で承ってます。

792-0490もしくはsigmaseminar@gmail.com までぜひご相談くだい。

2013年5月12日日曜日

データから考える、高校受験のその先 2

前回は、「明確な志望をもって高校受験を突破した生徒と、自分の現状に合わせて不本意な選択をした生徒とでは、その後の気持ちの持ちようも違うようだ」ということをデータから拾い上げてみました。今回はこちら、『大学生の学習・生活実態調査』の報告から、いくつかのデータを抜粋してみます。
 http://benesse.jp/berd/center/open/report/daigaku_jittai/2012/hon/index.html
 (こちらはPDFで配布されているので、参照していただくデータへのリンクの貼り方が難しいんですが)


まず、前提として「どんな回答者を対象にした調査か」ですが、対象は「大学生5000人」となっています。

次のファイルのページ番号151ページ(←PDFファイルのではなく、フッター部分に記載されている報告の通し番号です)
 http://benesse.jp/berd/center/open/report/daigaku_jittai/2012/hon/pdf/data_20.pdf 

[13]という質問項目が『どのような高校を卒業したか』という内容になっています。
85%以上の回答者が「中堅大学以上の進学が多い」となっており「就職/専門学校進学が多い」という学校からの回答者はほとんどいません。
高校で行う進研模試の偏差値で言うなら平均偏差値が45以上、高校入試の道コン偏差値で言うならSS50(塾の周辺で言えば石狩南辺り)以上の学校と考えていいでしょう。
前回の高校受験でのデータと比べ、高校自体が中堅以上のいわゆる進学校に絞られていますから、進学意識は強く、学力も高校受験で言えば中位より上だった層が今回の回答者です。

さて、次のファイルの31ページを見ますと、『大学を選ぶ際に重視したこと』という項目があります。

 http://benesse.jp/berd/center/open/report/daigaku_jittai/2012/hon/pdf/data_08.pdf
"進学意識のそこそこあるはずの高校生"であったはずの回答者ですが、回答を見ると「入試難易度が合っていること」が半数、「入試方式が合っていること」が3割と、入試のシステムに関わる部分での選択がものすごく目立ちます。
もちろん、高校入試と大学入試とで比べた場合、大学入試は志望する学校によってその難しさや倍率が段違いに違いますから、受験戦略的にはこの選択は妥当です。
しかし、この選択肢が高いということは、"学校や学問分野で選ぶ志望校"と"高3時点の学力から判断した現実的な受験校"が一致しない可能性を強く示唆しています。

では、この「入学した大学が行きたかった大学とは違うんだけど」という学生たちは、どっかの時点で大学生活に満足できるんでしょうか。
72ページの図2-4-3に『大学適応度(大学志望順位別)』という項目があります。

 http://benesse.jp/berd/center/open/report/daigaku_jittai/2012/hon/pdf/data_13.pdf
案の定、第3志望以下だった大学に入学した学生は「他の大学へ入り直したい」とか「大学を辞めて他の進路に向かいたい」という回答が多くなっています。

同じく大学に対する適応度を"入試偏差値"という別な尺度~つまりは「どれくらい入りやすいか」という観点で整理したものが1つ前の図2-4-2です。

偏差値の低い"入りやすい大学"ほど「他の大学へ入り直したい」という割合が目立ちますね。

もちろん、「そう思ったことがある」というのと「実際に辞めてしまった」の間にはかなりの開きがあるとは思います。
でも、この「入り直したい」とか「大学を辞めたい」という考えって、前回の「高校生活を楽しめない高1生」と姿がかぶります。

その『方向転換したい理由』というのが、73ページの表2-4-1です。

つまるところ、
やりたいことよりも入りやすさを優先し目標を下げたりしたことで"誰にとっても入りやすい学校"を選ぶことになった→その結果、「学校の質が悪い」と嘆いている という感じでしょうか。

ではさらに"その前"を掘り返してみましょう。
「じゃぁそもそも、なんでその"辞めたくなるような大学"しか選択肢がなかったの?」と。
  http://benesse.jp/berd/center/open/report/daigaku_jittai/2012/hon/pdf/data_08.pdf
このファイルの29ページ図1-1-1を見ると、『どの時期から入試対策を行ったか』が見えます。

大学受験の準備をしだしたのは、高校3年になる前から」というのが約3割、残りの7割が「3年生から」になっています。

図1-1-3を細かく見ると、高2の秋に小さな山があるのに気付くかと思います。
ここはおそらく「修学旅行後」ということですね。
つまり、その頃には既に志望校がおぼろげながら確定しており、受験の準備を本格的に始めた生徒がいるということです。

ここは次のファイルの88ページがわかりやすいでしょう。

 http://benesse.jp/berd/center/open/report/kou_databook/2013/pdf/P82-105.pdf
『志望校を選びはじめた時期』 『決定した時期』 『最終的に現在の進学先(大学)を選んだ時期』のグラフが併記されていますが、「3年生に入ってから選び始める」というのは明らかに出遅れている感があります。
もう一個面白いのが、同ファイル97ページの図5-2-6。

受験対策を最後まで諦めずに頑張りきれた子の方が、実は早い段階から準備をし始めています。
決して「短期決戦だから集中できた」 というわけではないのです。
進路意識をしっかり持っている子は、最期までやり切るだけのモチベーションを持っていた」とも読めますし、逆に「遅く始めた子は、どこかの時点で間に合わないと分かって結局方針転換をしたり妥協をしたりした」とも読み取れます。



どうです?
こういうデータを見てからも、「高校受験は高校受験でとりあえず入ればヨシ、その先はまた改めて考えればいいや」と言えるでしょうか?
自分の将来に関してってのは、案外と早い段階から真剣に向き合う必要があるような気がします。

次回も、もうちょっと進路意識の形成とその後の進路について考えてみます。



~~~~~~


高2生・高3生を抱えているため、日常会話の中で少しずつですが、進路志望を聞き、それに沿った情報収集をしています。
志望校や目指したい方向性をリストアップしてもらって、受験科目の確認をし、今後の学習計画をある程度考えてというところまでしか出来ませんが。
学校の方では、抱えている生徒が多くて場合によってはそこまで見ては貰えないでしょうからね。。。


学習相談、進路相談、無料で承ってます。

792-0490もしくはsigmaseminar@gmail.com までぜひご相談くだい。

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