2012年6月26日火曜日

【高校入試関連】 説明会などのお知らせ

いつもぼやきと苦情ばかりなので(書き始めはそういうつもりではないんですけどもね) 、たまにはまともに入試関連情報も。


7月、8月と各公立高校では学校説明会などが行われる時期で、夏休み明けからは私立学校が入試相談会を本格的に始めます。
実際に受験校を決定するのはまだ先で合ったとしても、いろいろな学校の情報を仕入れることは無駄にはならないと思います。

【7月8日(日) 高校入試完全攻略セミナー】
北海道学力コンクール事務局主催の説明会です。
詳しくはこちら→北海道学力コンクール事務局

【7月27日(金) 札幌市立高校合同説明会】
詳しくはこちら→札幌市教育委員会

北海道立の高校の説明会は各学校毎に行われますが、今のところシグマゼミの周辺校で日程を確認できたのは北高・西高くらいでした。
【8月22日 西高学校説明会】
詳しくはこちら→札幌西高校
申し込み締め切りは7/20

【8月23日 北高スクールガイダンス】
詳しくはこちら→札幌北高校
申し込み締め切りは7/13

なにげに申込締切が迫っていますので、 申し込みはお早めに。


あと、個人的に気になるイベントが
【7月28(土) 中学生の科学実験教室】
詳しくはこちら→教育研究所附属理科教育センター

こんな感じで夏休み前後からは入試関連のイベントもポツポツと入ってきますから、少しアンテナを高く張っていたほうがよさそうです。

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これらの進路に関わる情報は毎月月末の塾内通信でも提供しています。
進路についてのご相談は792-0490もしくはsigmaseminar@gmail.com まで。

2012年6月24日日曜日

大学ノートにこだわる先生たちへ

かつての学校勤務の中でいろいろな先生たちを見てきたので自分でもよくわかるのですが、多くの先生方の指導から比べると、私の指導は異質というかちょっとこだわる場所が違うというか、まぁ生徒からするといろいろと「えっ?」と思うことも多いようです。

いつもここで書いている宿題や課題に対する考え方もそうなんですが、今日のテーマは『ノートの使い方』

ノート作りには非常にこだわりがある先生が多いようで、たいていの先生は「ルーズリーフは使用禁止、大学ノートを使うこと」という指示のようですね。
個人的には、中学生の頃から「そんなところまで指示しなくたって、当人が勉強しやすいようにすりゃァいいじゃないか」と思っているわけで、そんな指示は無視してノート提出すら拒んだくらいなのですが、さすがに自分の塾の生徒に対しては「理不尽に思えても"指示"には黙って従っとけ」としかいえません。
そんなことでいちいち点数引かれるほどバカ臭いことも無いですからね。
(今でも覚えてますよ、中3の時に国語の先生に印刷室まで呼び出されて「お前が出さなきゃ示しが付かないから」とわけのわからない説教されたこと)


でもどうして「大学ノート指定」なんでしょう?
私の中学以降の勉強の仕方は、
  1. 授業でルーズリーフに板書をとる この時点ではかなり雑で、メモ書き多数
  2. 復習の時にノート整理をして、板書のメモ書きを清書
  3. その時点でルーズリーフを差し替え
  4. 問題演習などの足りない部分は差し込んでいく
という感じでした。
どうにもよくわかっていない部分なんかは何度も書きなおしたり加筆していたりもしているので、その箇所だけはやたらと詳しくかったり洗練された物になっているわけです。
実際、塾の生徒にも実物を見せていますが、20年経った今でも、ノートのどの辺りに何が書かれているかおおよその見当はつきます。
自分の成績が良かったかどうかはともかくとしても、少なくとも自分のノートをそれなりに使い込んでいたことは確かです。

で、こういったページの差し替えとか加筆とかがある程度自由にできるのって、ルーズリーフならではの特性だと思うんですよね。
自分の場合、数年分のノートが1冊にまとまっていたからそれを授業中に何度も開いて見返したりしたわけで、参考書的機能は確実に教科書よりも上でした。
もちろん大学ノートでも、きちんと保管していればいいことなんでしょうけど、でも、少なくとも去年のノートを常時持ち歩いてる生徒なんて居ないわけでしょう?

塾に来た生徒にも「それ、この前同じような問題解いてたでしょ」 と言うことが多いのですが「そこのノート、今は家にあるからわからない」と言われることが多いんですよね。
必要なときに見返すことができない眠ったままのノートなんて、どれだけ綺麗に書いたところでなんの役にも立たないでしょうに。




勉強の仕方やノートの作り方なんて、本人がしたいようにすればいいわけで、その人なりのスタイルや工夫があってしかるべきだと思います。
何でもかんでもフォーマットを決めて指示をするというのは、本人の工夫の余地を無くし、自分に合ったスタイルを見つける機会を奪うことと同じだと思うのですが、どうでしょうかね?
もちろん、小学校の低学年にならある程度の指示は必要でしょう。
でも、中学生ですよ?高校生ですよ?それくらいの判断くらいさせたらどうです?


ちなみに、今日生徒から聞いた<ルーズリーフではダメな理由>は「風で飛ばされるから」だそうですよ。。。


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2012年6月22日金曜日

高校での科目選択

当塾のすぐ近隣にある高校では、1年生にもうはや来年度(だけじゃなく、再来年度分もまとめて)の科目選択の用紙が配られているようでして、聞くと「月末までに提出」だそうです。
去年の今頃も全く同じ事を書いている気がするんですが、私から見ると「この学校、進路指導、まともにする気ないだろ」としか映らないんですよね。。。


私が高校に勤めている時、進路指導部に属していまして、学年の進路指導カリキュラムを組み、ガイダンスなどもしていたことも大きいとは思うんですが、高校の科目選択って受験科目にも直接関わる部分が大きく、その先の進路設計とはどうしても切り離せないものだと思っています。
だから、当時自分が所属した学年では、
  1. ホームルームの時間をもらって進路ガイダンスから始め、
  2. 学年通信などで考え方などを何度かに分けて紹介しつつ、
  3. 実際に『職業調べ』や『学問調べ』をさせて、
  4. 実際に大学入試の受験科目の資料を読む練習をさせ、
  5. 受験科目の決定にどんな要素が絡んでくるかを理解させて、
  6. そこまでしてようやく選択科目をどうするかという話に持っていく
という流れを組みました。
自分はクラス担任ではなかったので担任の先生にいろいろ協力していただき、だいたい4ヶ月がかりの指導プランです。

それだけ慎重に指導カリキュラムを組んだのは、2・3年生になってから必ず選択した授業と進路希望とがマッチいない生徒が現れてくるからです。
なので、選択の希望を一旦回収したあとからも、進路希望との照合を行なって、「この希望ならこの授業取らないとまずくない?」なんて話を担任と協力して個別に面談までしたものです。

いや、もちろん、そこまで手をかけなくても自分の手で情報を収集し、自分の目で判断ができ、何を選択したところで自力でなんとでもできるだけの力がある生徒であれば「好きそうな授業取ればいいんじゃない?」で終わることもできるんでしょう。
でも、そんな生徒、どれだけ居るんでしょうね?
少なくとも、進路の考え方や情報の集め方、そして判断材料を提供することまでは『教育』の一環だし、教育機関の果たすべき役割だと思います。


先日、生徒から選択の用紙のコピーを取らせて貰い、進路希望に合わせて私の方で妥当だと思われる選択の設定をしてみましたが、何が困ったかというと「その選択用紙にそれぞれの科目についてのシラバス的な解説が何一つなかったこと」です。
<日本文化>やら<○○研究>やらという科目名は載っていても、その内容が一切見えてこない。
数学や社会科などの一般的な科目選択であればそれで十分なのかもしれませんが、その学校は第2外国語が取れたりするようなユニークな授業構成で売り出している学校。
名前だけで内容を判断できないようなものも多々あるわけです。
まさか選択の材料がこの紙1枚ではないだろうと思い生徒本人に確認しましたが、「わからないものはその都度聞きに来い」という指導だそうです。
それぞれの授業内容がどんなものかもわからないのに、科目の名称だけ並べた選択用紙を配り、「これで来年・再来年度の希望書いてね」ってのは、とてもじゃないけどまともではないですよね。。。
そこの高校では例年こんな感じで希望をとるみたいですが、どうしてこれで親から苦情が入らないのか、不思議でたまりません。


<6/25 追記>
うちの生徒が担任に「この授業はどんな授業ですか?」と聞いたところ「よくわからないから担当者に聞いておく」という返答だったそうで。

提出日は27日らしいですけど、他の生徒さんってどうしてんですかね?

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というわけで、 保育・幼児教育系統へ進学するには何を履修しておけばよいものかと、受験科目等の情報を整理しているところです。
同様に選択科目や進路の設計等でお悩みの方は、どうぞお気軽に792-0490もしくはsigmaseminar@gmail.com までご相談ください。

2012年6月15日金曜日

定期試験対策

6月初頭頃から、高校・中学と定期試験の時期になっています。
2年生・3年生にとっては、ある程度はどんな感じの出題がされるものかも、どの程度の準備が必要なのかもわかるんでしょうが、1年生にとってはなにせその学校での初めての試験。
高校1年生は科目毎にこんなに多くの種類の試験を受けるということが初めてですし、中学1年生は"定期試験"なんてもの自体が初めて。
まぁ、不安でしょうがないでしょうね。

ただ、 生徒には常に言っていることですが、定期試験はあくまでも「授業で扱った内容の理解を確かめるための試験」。
結局は普段の学習の積み上げを評価するための一つのモノサシというだけであって、普段からきちんと準備をしてきているのならそれほど恐れるようなものではないと思います。
普段サボっているのなら試験直前になって慌てて3日間くらい勉強してみたところでどうこうなるものではないし、逆に普段からきちんと積み上げてきているのなら別段怖がるようなものでもないだろうと。
要は、学校で学んだ内容をその時々できっちりと理解するようにしておくことが重要で、試験前の1・2週間で自分がここまでの期間に何を学んできたかをちゃんと整理して思い返せる状態にしておきさえすればいいのです。

「テスト前にしっかりやれば」なんていう生徒が少なからずいますが、その時点で理解できなかったことを、なんで試験前のギリギリになってから理解出来るのかと。
3ヶ月分を2週間で復習しなければならないとしたら、90日分/14日で復習 ≒6.5日分/1日あたり復習することになりますから、ものすごい負荷がかかるはずです。
1日で1週間分の復習をしなければならない、しかもその間も着々と学校では授業が進んでいるっていう時期に、そんな以前に学んだはずのことをまっさらの状態から理解するなんて事自体がナンセンスだと思うんですよね。
だから、習ったその時に、丁寧に理解するまでちゃんと悩んでおけと。
そうしたら試験前に「うわーここもあそこも手付かずだー」とか「あっちに時間かかりすぎて、こっちやる時間なくなったー」なんてことは格段に減るのに。。。


塾で"定期試験対策"というと、過去問をひたすら解いたりすることだったり、「誰が出題するのか」なんてことばかり気にする人がいたりします。
ですが、シグマゼミではそういった「山を張る」的な指導(そもそも指導とは呼べないと思うんですけどね)は一切しません。
点数は多少は伸びるのかもしれませんし、生徒は安心するのかもしれませんが、それと実力とは完全に別物ですから。

やっぱり、何よりの定期試験対策は
<普段から授業をしっかり丁寧に理解していくこと>
<パッと思い出せるように整理しておくこと>  に尽きると思います。
そして、
<最後にざっと確認をして、穴があったら補強すること> 

さっき、塾でも、おそらく家でもしっかり勉強しているであろう中1の生徒さんが明日の定期試験を前にものすごく不安そうに帰宅しましたが、、、
それだけしっかり勉強してたら大丈夫だから、もうちょっと自信持てや、と。

きっといい結果を持ってきてくれると信じています。

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そろそろご家庭には夏期講習のチラシが入り始めている頃でしょうか。
一斉指導でさらっと確認をするのでもいいのですが、シグマゼミでは生徒さんの状況を見て、それぞれに最も必要な内容についてピンポイントで指導をしていこうと考えています。

あと5名ほど(?)で塾生の募集を一旦停止しようと考えておりますので、学習の進め方に不安のある方、ご入会を検討いただいている方はお早めに792-0490もしくはsigmaseminar@gmail.com までご相談下さい。

2012年6月9日土曜日

何をもって"手抜き授業"というか

私が人に何かを教える場合、どの科目のどんな内容でもそうですが、その前に必ずすべきことがあります。
授業でいうと下準備の段階、質問に答える場合ではその瞬間にすることですが、そのすべきことは「選ぶこと」です。

複雑化する原因をそぎ落として目標をシンプルにする

例えば、中学生に計算中心の練習をさせたい場合では、
「ここは計算の手順を正確に身につけさせる段階」と思ったら分数などは入れないでしょうし、
「手順は慣れてきているから、どんな数字でも動揺しないように慣れさせる段階」と思ったら、あえて分数を混ぜて「分数でも整数でも手順は同じでしょ」ということを強調します。
英語の過去形の説明をするのでも、
「動詞の語尾に-edをつける」ということが定着する前に、「sutdyの語尾はyをiに変えて・・・」なんて始めたら混乱するのが目に見えてますよね。
なので、どの動詞を最初の例に使って、それがクリアできたら次は何を見せようかと、ある程度選びながら話をするわけです。

このような感じで、教えたい内容や理解させたい・到達させたい目標がある以上、その段階に応じて優先順位を決め、順序良く提示していくことが、教える側の義務だと思っています。

だから、その生徒の基礎知識というか知っている内容によって、どこから話をすべきか、どこまで深めるべきかも選び、順序を考えます。
生徒にとって「わかりやすい」というのは、この選び方や配列が絶妙で、途中でギャップを感じることなくスムーズにレベルを上げていけることを言うのだと思います。
もちろん、この作業、自分の中で授業のスタイルというか重要視する部分がきちんと明確になっていなければできない作業ですし、生徒の理解をパッと把握する必要がある。
だからこそ、腕の見せ所だと思うんですよね。

「まるごと覚えろ」は単純化という作業を放棄した結果

もしこの作業を完全に放棄して授業をするとどういうことになるか。
わかりやすい例が「ここからここまで、問題全部やっておけ」とか「ここ、全部大事だからとにかく覚えて」という指示です。
結果としていずれは全部の問題をやるにしても、"今すぐやるべき問題"と"それが完璧に仕上がってからやった方がいい問題"があるはず。
それに、覚えるにしたって、効率的な覚え方・まとめ方というものがあるはずです。
それを一切考慮しないで「とにかくやれ」「とにかく覚えろ」というのは非常に簡単。
簡単というか、そんな指示なら勤務初日のアルバイトだってできますわ。

つまり、私に言わせれば、「問題集の15ページから25ページまで、(基本も応用も入試問題も全部まとめて)これ全部来週までにやっといてね」という宿題の指示は、問題の軽重や難易も判断できないようなド素人か、もしくは、自分ではそこにどんな問題が掲載されているかすら確認もしていないのに「とりあえずやらせときゃいいだろ」と自分の職務を放棄したいいかげんな人の所作としか思えないのです。

でも、うちの生徒の様子をみる限り、中学・高校ともに、そういう雑な指示を受けて宿題に追われまくっている子の多いことまぁ。。。

教育業について給料をもらっているプロならば、プロとしてもうちょっと教育的意義のある時間の使わせ方・課題の与え方を考えて欲しいもんだと、苦行や嫌がらせとしか思えないような生徒の課題を見るたび苦々しく思っています。
「勉強をさせる」のを仕事だと思っちゃうと、とにかく宿題を出さないと安心できないんでしょうね。
でも、自分で課題を見つけて勉強できる人にとっては、いい加減な出され方をした宿題ほど邪魔くさいものってないんですよ。

もうちょっと指導の質にこだわってくれないものでしょうか。。。

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そろそろ定期試験の時期に入り、夏休みに向けて学習の仕方の見直しなどに迫られている方もいるかと思います。あと5名ほど(?)で塾生の募集を一旦停止しようと考えておりますので、学習の進め方に不安のある方、ご入会を検討いただいている方はお早めに792-0490もしくは sigmaseminar@gmail.com までご相談下さい。

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