2013年6月6日木曜日

その学習計画表、ちゃんと機能しますか?


中高ともに定期試験の時期ということで、生徒たちは必死で試験範囲を振り返っています。
で、頑張るのはとてもいいんですが、「なんか頑張り方を間違ってないか?」という部分も多々ありまして。
同じ時間をかけるにしても、「なにをどう頑張るべきなのか」を整理してみようかと。

「何時間勉強すればいいですか?」がそもそも間違い

まず、生徒はよく聞きますよね。「1日に何時間くらい勉強すればいいんですか?」って。
でも「勉強の計画を"時間"で区切ること」自体が間違っていると思います。

これ、生徒の状況とやろうとしていること次第で全然違うと思うんですよね。
「昨日やった単語をささっと確認しておこう」とか「10題だけ因数分解の練習を」というのであれば、15分くらいでぱっとできるわけだし、
「2次関数の場合分けの問題をキッチリ解こう」というのであれば、おそらく15分では片付かないでしょう。
「英語の本文を書き写して全訳しよう」というのなら、30分でも足りないかもしれない。
つまり、何をするかによって、かかる時間はぜんぜん違うはずです。

それを「今日は数学を2時間勉強する!」とすることに、どれだけの意味があるか、ですよね。
どうせ作業の途中で時間が気になって「あと15分やらなきゃ・・・何しよう?」となるのがオチです。
ダラダラ引き伸ばして2時間勉強したところで、成果として何も残らないのであれば、それははっきり言えば時間の無駄でしょう。
また、30分かけて丁寧に英語全文全訳を書いても、書いた所で力尽きたのでは何が重要なのかもわからないでしょう。
「何にどれだけの時間を費やすか」「費やした時間でなにを身につけるか」の方こそが重要で、学習の密度を高めて確実に目標を達成することの方がより大切です。

"試験勉強計画表"が破綻する理由

学校では「試験2週間前に学習計画表を立てる」ということを未だ強制しているようです。
でも、実際のところ、試験勉強なんていう <達成にかかる時間が読み切れない作業> において、2週間の予定なんてそうそう立てられるものではありません。
それでも真面目な子ほど「この日は数学と国語をやって、次の日は英語と理科で、、、」なんていう計画をカッチリと立てようとします。
まぁ、この"マジメな計画表"を作るのに3時間とかかけるほどアホくさいことはないと個人的には思うんですけども。。。
そして頑張って計画表が完成しても、「その日に何をするか」までは計画表に書いていないので、その日その日で「国語、、、漢字でも書けばいい?」くらいの内容にしかならないわけです。
そうすると試験数日前に「アレもやってない、コレも実は終わってなかった、うわ時間がないーーーー」ということ、まぁよくありますよね?

「まず何をするべきか」「ここまでには何を終わらせておくべきか」が優先されるべきで、そういったものをなしに「とりあえず今日は国語を1時間やる」では、うまくいくわけがないのです。

「この日に何をする」より「この日までに何を終わらせる」の方がいい

計画を練るなら、まずは「こなさないといけない項目」を整理することが先でしょう。
例えば英語なら『文法の確認』『本文の確認』『単語・熟語の書き取り』はどの学年でも必須でしょう。
それなら、「この日までに文法は片付けて、この日までに本文をチェックしておけば、試験前日は単語の確認と難しいところの訳だけ確認すればいいな」くらいは見込めるはず。
数学なら「ここまでで計算の基本を終わらせておいておかないと、文章題に手がつけられないな、、、じゃぁここはここまでで終わらせとかないと」という感じでしょうか。
こうした大雑把な締め切りを作っておけば「今日は英語の日、、、でも何すればいい?」なんてことを考えて机の前で30分を浪費することは減るはずです。
我々から見たら時間の浪費でも、生徒は「机の前で30分頑張った」と言いますよね。。。

忘れることを前提とした計画を

もうひとつ陥りがちなのが、「やりはしたけど、試験前には忘れている」ということ。
かなり以前にも書いていますが、「やったはずのコトの数割は、時間とともに忘れるもの」なんですよ。
 → 『1週間前の晩のおかず、覚えていますか?』
となると、1つの内容を1回こっきりで何とかしようとするのがそもそもの間違い。
「ここまでにやったことを軽く見直す」ということまで計画に入れておかなければ、試験当日に「あれ、コレやったような気がするんだけどなんだっけ?」となるのがオチです。

ここまで考えて計画をねりましょ

そんなわけで、破綻しない学習計画を練るなら、
◎ 時間や科目では区切らず「ここまでに何を終わらせる」というのが大前提
◎ きちんと計画通りに終わらせるためには
  ・かなり時間のかかる箇所=現時点で理解していない部分 をきちんと洗い出す
   →早めに一旦はケリを付けて、あとからパッと思い出せるようにおく
    前日になって「最大最小の場合分けを1から」とかは、絶対に無理。
  ・用語や単語などの暗記モノ・計算練習などは、時間とともに忘れてしまうことが前提
   →思い出すことを日常的にしなければならないので、毎日少しずつを何周も回すようにする
    ただし、きちんと覚えられるまでの手間や回数は人によって違います。
    自分の現状の"脳力"に合わせる必要があります。
◎ いくら計画を立てても思ったようには行かないのが実際
   →進み具合に応じて、最終的な到達点を見据えつつ修正は柔軟に行う
これくらいは念頭に入れておいたほうがいいと思います。

最後の項にも書きましたが、勉強に関しては、まずもって予定通りにコトは進みません。
得意不得意もあるし、問題によってかかる時間が全く違うからです。
だから、計画の見直しや修正はどうしても必要でしょう。
大幅な練り直しは、期限が迫るとまず無理になりますから、やはり<試験直前ではなく、無理の無い学習計画を普段から立てておき、ちょっとずつ進めておくこと>が何よりです。

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