高校1年生で学ぶ数学Iの最初の単元は『式の整理・展開』という、「中学の復習+ちょっと」くらいのところからスタートします。
実はその「+ちょっと」のところの理解が後々非常に大切になるんですが、知りうる限り、ここの範囲をきちんと丁寧に指導している学校はほとんどありません。
「教科書見たらわかるでしょ」という認識のもとで春休みの予習範囲に組み込まれ、1学期の授業はそこを素通りして次からスタートする場合が非常に多いのです。
ところが、ほとんどのみなさんが学生時代に体験済みかとは思うのですが、数学ほど「見て分かれ」というのが難しい教科もないように思います。
計算の仕方や式変形の仕方、公式の使い方はひと通り書いてあるものの、「なんでこんな計算をしているのか」という"計算の意味や背景"についてはほとんど触れられていないからです。
ホントはそこの部分こそきっちり説明を加えて、「計算練習は家でじっくりやっておけ」というのが正しいと思うのですが、なかなかそういう先生には巡りあえません。
というわけで、せめて塾に来てくれる生徒に対しては、「なんだか分からんが計算だけはできる」→「何を計算したらいいのかわからんので結局何もできなくなった」というよくあるパターンに陥らないよう、簡単な部分こそ、その背景を丁寧に指導したいと思っています。
今日は早く寝ます
22 時間前
0 コメント :
コメントを投稿