2011年4月27日水曜日

『塾らしくない空間』??

Webサイトの方には"アクセス解析"なるものがついていて、「どんな地域から」「どこのサイトから」「何人」「どのページを見て」「どのページで見るのをやめたか」なんてことがある程度わかります。
それを見ると「新しくサイトにたどり着いた人のうち5割くらいはトップページだけ見てすぐ帰る」なんてこともわかるわけで、「うちのサイトって文字が多いから読みたくないだろうなぁ」などと凹むわけです。

面白いのが「検索ページからどんなキーワードでたどり着いたか」で、まぁ、札幌の塾のサイトですから、当然ながら<札幌市 塾> <札幌 北区 塾>なんてのが多くなるわけです。
学習空間シグマゼミ>と検索してくださった方は、チラシや他のサイトで塾名を知って、わざわざ検索をかけてくださった方ですね。 ありがたいことです。
最近は減りましたが、たまに<シグマゼミ>というキーワードで鳥取の方もいらしていました。
、、、すいません、鳥取にも同じ名前の塾さんがあるんですが、そちらのページではないんです。。。

で、今日の記録を見ると<塾らしくない空間>というキーワードが。
まぁ確かにうちはあんまり塾っぽくないですが。。。

なるほど、<>と<空間>と<らしくない>という言葉がそれぞれ別の文脈の中でヒットしたようです。
当然ながらその方の期待した検索結果ではなかったとは思うんですが、それでも何ページかサイトを覗いていってくださったようでした。
ありがたいことです。

2011年4月26日火曜日

久しぶりに晴れ間が

日中はずっと教室にいて準備やらをしているわけですが、それでも、こう晴れているだけでも、気分も少し軽くなるものですね。

本音は、散歩や昼寝に行きたいところですが。。。

2011年4月25日月曜日

@will オススメ講座 『ゼロからはじめる古文』

高校時代、古文の時間が非常に苦痛でした。
「なんで昔の言葉の勉強をせにゃいかんのか」「助動詞の活用を覚えてどうしようというのか」「昔の人の日記読んで何が面白いのよ」と、まぁまぁいくらでも理由を作れるほど、本当に嫌いだったんですね。

一方で漢文の方は故事成語の起源とかを知るのが好きだったので、何の抵抗もなく勉強していたのですが。
冷静に振り返るとおかしな話で、いくら見知った漢字の並びとはいえ、漢文こそ外の文化で、馴染みがないはず。
なんのことはない、理由なんかどうでも良く、内容に対して面白いと思えるかどうかがほぼ全てだったわけです。

ところが、前の職場(予備校)で、ある国語の先生がアレコレ生徒の古文の質問に答えているのを横で聞いてみると、きちんと人物関係や当時の風俗・習慣から丁寧に教えていらっしゃる。
なるほど、「隠居した人の独り言」としか思えずあれほど興味を持てなかった日記物・随想物も、よく良く考えてみると当時の風俗を伝える貴重な資料なんですね。
そう考えると「ちょっと読んでみようかな」という気になります。

ただ、そこでネックになるのが文語文法です。
既に高校を終了した皆さんには助動詞の活用やら接続やらをアレコレ覚えた記憶があるはず。
そしてやたらと入り組んだ敬語。
ただ文を読みたいだけなのに、なぜにあんな面倒な暗記を強いられるのかと。。。


というわけで、<私と同じくらいに古文アレルギーを持った方>もしくは<古文の学習が始まる前に免疫をつけておきたい方>に朗報です。
@willの講座の一つ『ゼロからはじめる古文』では、「なぜ古文が読みにくいのか、どうしたら現代文のように読めるようになるのか」に焦点を当て、「きちんと手元にある文章から内容を正しく読み取る」ための方法を学べます。
「古文に違和感があるのは名詞の下に助詞が省略されているから→助詞をどう補うか」「係り結びはどう訳せばいいのか」文語文法の入口部分を、拒否反応が起きないように分かりやすく説明してくれます。

全20回、1回あたり15分程度ですから、1~2週間の集中受講で終えることができます
古文って読みにくいし難しい、そう思っている方にぜひ体験していただきたい講座です。

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講座名:『ゼロからはじめる古文』   講師:谷島康敬 全20回
 古文解釈のルール→助動詞の考え方→係り結びの考え方→古文の解釈実践→敬語の考え方


@willはシグマゼミで無料体験が可能です。
各講座の詳細なども差し上げられますので、ぜひ一度792-0490までお問い合わせ下さい。

2011年4月23日土曜日

今日も高校生はしっかり勉強しに来ています

外はヒドイ天気ですが、それでも高校生2名はしっかりと勉強しに来ています。
一人は高1で数学を、もう一人は高3で、受験勉強に向けて各教科の足場固めを。

「天気や気分に左右されず毎日しっかり勉強する癖をつける」、このことが必ず成果になって現れると信じています。

2011年4月22日金曜日

大人になってからこそ「勉強したい」と思うのもの

シグマゼミで高校生向け教材として利用している佐鳴予備校の@will
東進衛星予備校のような感じのVOD教材ですが、大手予備校講師の本格授業を手軽に、しかも低価格で受講できることが売りです。

で、最近の私の楽しみはといえば、生徒が帰った終業後に、生徒に講座を紹介するためのサンプルチェックと称して夜な夜な講座を見漁ることでして(笑)
しかも、見るのは主に専門外の文系科目。
学生当時から今に到るまで、苦手というか嫌いというか、とにかくアレルギーを持っていた古文の講座なんかを見ていたりするわけです。


予備校の授業というと、イメージとしては「大学受験向け問題演習ガッチガチ」なイメージが強いですが、
@willもまぁ確かにそういう講座が大半を占めているのですが、でも高校1年生の初学者向けに各教科のほんのさわり部分を丁寧に紹介している講座もいろいろあるんです。
自分が見ているのはそれらが中心ですが、これがなかなか面白い。
学生当時、古文の授業は昼寝タイムでしたが、でも、「こう読むべきものだったのかぁ!」と今更ながらその面白さにハマっています。
英文読解にしても物理にしても同じで、最初から丁寧に順序良く説明されるので、一度通過してきたはずの内容ながら、目からウロコってことが盛りだくさん。


勉強の面白さって、学生生活を終えてからの方がよくわかる気がします。
空いた時間を少し自分磨きに使ってみたいという方、少しお試しで予備校の講座、受けてみませんか?

2011年4月21日木曜日

夢と現実との距離

小中高と段階の差はあれ、なにかしらの夢がそれぞれの中にはあると思います。
小学1年生のときはサッカー選手、それがいつの間にか医者志望に変わり、もしかしたら高校で「医者は難しそうだけど、医療技師なら」となるかもしれない。
口にだすかどうかは別として、でも思い描く夢って必ずあると思うんですよね。

幼い頃は「いいねぇー、目指してがんばってねー」で済みますが、現実に選択を迫られる時に近づくにつれてそうも言ってられなくなります。
今の状態と夢の実現までの距離を正確に測り、どういう手順でそこに近づくかを真剣に考えなくてはなりません。

自分の仕事はその距離を正確に測るメジャーを用意することだと思っています。
今の位置と目標の位置を正確に認識させ、そこに到達するための手段を紹介し、ペース配分とちょっとしたアドバイスを付け加えること。
助けることは出来ても、でも、最終的には、自分の足で自分の力で歩いてかなければ、どうやったってそこには到達できませんから。


どれだけ早くその事に気づき、自分の足で歩き始めるか、結局はそこなんですが、
どうも、一足飛びに目標へ到達できる魔法の羽を期待している生徒が多い気がします。
なので、自分の最初の仕事は「そんなモノは存在しない」ときっぱり否定して、引っ張ってでも歩かせることなんですが、これがまた、なかなか。。。

締切り時間が迫って焦る前に、少しずつでいいから歩いて目標に近づいていってくれれば、みんながそうしてくれると、受験後に悔しそうにしている生徒をきっと見なくてすむのですが。。。

2011年4月19日火曜日

見えない努力の重要性

自分が今まで見た生徒たちにはまぁ勉強が得意な子から苦手な子まで様々いましたが、でも、「何もしなくても頭がいい」という子はそのうちのごくわずかに限られていると思います。
それ以外の大半の子は見えるところ・見えないところ、必ずどっかかんかで努力をしており、その努力の成果ではなかったかと思うんですよね。

一流の野球選手になろうと思えば「基礎体力をしっかり付け、筋肉トレーニングをし、素振りをし、走りこみをし」、そうやって少しずつ身体能力を上げていくはずです。
そして、それが周りに認知されていようとなかろうと関係なしにストイックに自分の能力を高めてきた成果がプロの方たちではないのかなと。


ところが、どういうわけか勉強ということに関しては「基礎計算をし、単語の書き取りをし、年表をまとめ、話をよく聞き、良く考え」という部分をすっ飛ばして「あいつは頭がいいから」としか生徒は言いません。
「基礎計算をし、単語の書き取りをし、年表をまとめ、話をよく聞き、良く考え」の部分は時間をかければ誰もができることのはずなのに、その時間をかけずに結果だけを追求する。
その結果、できるように変われるチャンスを逃し、「私は頭が悪いから」と自分で言い訳を作り、さらにやらなくなる。
どっかでその負の連鎖を断ち切ろうと思うのですが、これがなかなか伝わらない。


本気で心配するからこそ本気で話をするわけですが、反抗期真っ盛りの子たちにとってそれはただの小言でしかない。
かと言って衝突を避けなぁなぁでやっていてはどうやったって目標到達までに間に合わない。
きちんと分かってもらうためにはどうしたらいいのかと、いつも悩みます。

2011年4月18日月曜日

「見たらわかるとこなので飛ばします」

高校1年生で学ぶ数学Iの最初の単元は『式の整理・展開』という、「中学の復習+ちょっと」くらいのところからスタートします。
実はその「+ちょっと」のところの理解が後々非常に大切になるんですが、知りうる限り、ここの範囲をきちんと丁寧に指導している学校はほとんどありません。
「教科書見たらわかるでしょ」という認識のもとで春休みの予習範囲に組み込まれ、1学期の授業はそこを素通りして次からスタートする場合が非常に多いのです。

ところが、ほとんどのみなさんが学生時代に体験済みかとは思うのですが、数学ほど「見て分かれ」というのが難しい教科もないように思います。
計算の仕方や式変形の仕方、公式の使い方はひと通り書いてあるものの、「なんでこんな計算をしているのか」という"計算の意味や背景"についてはほとんど触れられていないからです。
ホントはそこの部分こそきっちり説明を加えて、「計算練習は家でじっくりやっておけ」というのが正しいと思うのですが、なかなかそういう先生には巡りあえません。

というわけで、せめて塾に来てくれる生徒に対しては、「なんだか分からんが計算だけはできる」→「何を計算したらいいのかわからんので結局何もできなくなった」というよくあるパターンに陥らないよう、簡単な部分こそ、その背景を丁寧に指導したいと思っています。

2011年4月17日日曜日

「ゆとり教育」の目指したもの

「ゆとり教育」という言葉が「学力低下の原因」という感じで、ここ10年くらい叩かれに叩かれました。
その結果、文科省も方針を転換し、教科書の内容を増強、学習内容も大幅に増加し、今年度からは小学校の教科書もかなり厚みを増しています。


ところで、1990年代から導入されたきた(それ以前のカリキュラムからという評価もありますが)ゆとり教育の本来の目的は何だったんでしょう?

当初は「過度の詰め込み教育を見直し、総合学習などを通じて学問の有機的なつながりを作り経験的な学力を育てる」のが導入の目的でした。
学校では『総合学習の時間』というのを設置しましたが、これはこれで明確な到達目標が設定されていないため、指導も評価も非常にしづらいものでした。
もちろんこの時間を効果的に使えている学校もあるにはありますが、どちらかというと通常授業の補習に使われたりしたわけです。
そもそも、基礎学力自体が身についていない状態で、科目横断的な総合学習の指導が実を結ぶこと自体、非常に難しいですし。

また、一方で、土曜日の通学を無くすことで<その時間は家庭や地域などで課外活動・総合学習的な活動に使ってもらおう>とも言われていたんですね。
でも「学校が休みだから今日は水族館、来週は博物館、その次は山登りに行ってこよう」なんて、毎週毎週学習的なことをできている家庭、どれだけ有るんでしょうね?

そんな感じで、大きな目標はあったものの、目標に対しての達成手段に欠けたために骨抜きになり、「学ぶためのゆとり」が「時間を持て余したただのダラケ」に大きく傾いてしまっていたのが批判されているゆえんです。

でも、「過度の詰め込み教育を見直し、経験的な学力を育てる」というこの考え方自体は決して悪くはないと思うんですよね。

例えば、以前勤めていた札幌聖心女子学院では、総合学習の時間として中学・高校を通じ図書館とインターネットを利用した調べ学習を徹底して指導していました
図書館で好きな本を探すところから始め、 テーマに合わせて文献を調べ、それをまとめ、さらに深め、プレゼンテーションにして一人一人に発表させるということを全ての生徒に対してしています。
もちろん、それをやり切るには非常に高い能力が要求され、きっちりやりきれる生徒と苦戦してボロボロになる生徒はいるわけですが、その作業の中で辞書をひくことや得た情報の整理の仕方、ノートへのまとめ方や人への伝達の仕方など、実は後々社会で要求される<自分の力で学び取るスキル>を少しずつ身につけていくわけです。


「わからなかったらノートを見ろ」「あとから見てわからないようなノートを作るな」とは、私個人が札幌聖心に勤める前から生徒には言い続けてきたことなんですが、それを授業として一から指導できる学校は少ないと思います。
しかし、それこそがゆとり教育の目指したもののうちの一つではなかったかとも思います。
そういったきちんと目標を定めてそれに対する教育を開発していた学校も少なからず有ったということは、ほとんど報じられることはありませんが、もう少し評価されてもいいと思うのです。

ゲームばっかやってないで!

とは自分も子供の頃よく言われたもんですが、
ゲームにだってモノによってはいい面はたくさんあります。
例えば将棋や囲碁・オセロのようなボードゲームは、相手に勝つためには先読みが必要ですし、
『モノポリー』や『いただきストリート』だって、かなり高度な駆け引きが必要です。
面子が集まらなくて大学以来ほとんどやってませんが、麻雀だって手の読み合いですよね。
『テトリス』や『ぷよぷよ』などのアクションパズルゲームも次の手を考えながら進めていくはずですし、

なんだかんだで結構頭をつかうゲームって多い気がします。

てわけで、ネットでできるちょっと頭をつかう無料のボードゲームを一つ紹介。
『BLOKUS』 http://www.blokus.fr/online-game/



4人のプレイヤーが与えられたピースを盤上に並べていく陣取りゲームです。
「自分のピースは置いてある自分のピースの”角と角をくっつけるように”置きます」
また、「置いてある自分のピースと”辺をくっつけてはいけません”」
ルールはこれだけ。
要は角を殺さないようにスペースを作っていくわけですが、、、

http://www.blokus.fr/online-game/ から、「クイックプレイ」を選択するとお試しで遊べます。
気に入った方はボードゲーム版が販売されていますのでぜひご家族で。

天気がいまいちな日曜日、ちょっとした暇つぶしにどうぞ。

2011年4月16日土曜日

こんな雨の日には

朝から何となく肌寒く感じてましたが、とうとう降ってきましたね。。。

で、こんな外に出るのも面倒な雨の日には、家の中でペンシルパズルでもしませんか?

一時期、海外で『Sudoku』の名で流行になりニュースでも取りあげられた『数独』。

『ナンバープレイス(ナンプレ)』なんて呼び方もされていますが、『数独』という名を定着させたのは『ニコリ』というパズル雑誌です。
この『ニコリ』、数独以外にもいろいろなオリジナルパズルが収録されており、そのどれもが「単純なルールでじっくり考えさせる」味のある物。
やってみるときっと自分好みのものが見つかるはずです。

「そうは言ってもなんかとっつきにくそうだしなぁ。。。」という方、シグマゼミまでご連絡下さい。
自分でパズルを楽しめるようになる入り口のところまで、ご案内します。
(解き方やらコツやらとあんまり人から聞いてしまうと、かえって楽しみが減ってしまいますので)

『ニコリ』の公式サイトは http://www.nikoli.co.jp/ja/
無料でいろいろなパズルの体験もできますのでぜひお試しください。

子供の無邪気さと残酷さ

新聞記事にもなっていたのでご存知かとは思いますが、福島から避難してきた子に対し「放射能がうつる」といじめたっていう話がありました。

で、Yahooニュースのコメント欄なんかでは「これは酷い」とか「人の痛みがわからないヤツは」とかってのがあったりするわけですが、でも、自分が子供の頃、それこそ小学校の低学年の頃、「あいつバイキン~」とかって叫んで走り去る光景、あったと思うんですよね。
もちろんそれがずっと続くわけではなく、なんだかんだで数日で仲直りしたりして。
たぶん、件の子供も同じ程度のノリではなかったかと。
小学5年くらいになるとまた話は違ってきますが、その以前であればほとんどの場合、悪意なんて無くどっかで覚えた台詞をそのまま言うもんです。

で、問題は、それをたしなめて修正をかける大人が近い位置に居るかどうかではないのかなぁと。
 映画『となりのトトロ』の一場面に、オンボロ一軒家に引っ越してきてすぐの主人公姉妹に対し、その同級生の男の子が「おまえんち、おっばけや~しき!」と叫んで走り去る場面がありますが、それに対して、彼のおばあちゃんが「こらぁ~カンタァー!」とすぐに大声で怒るんですよね。

前に勤めていた塾でも、同級生の仲間の髪の毛のことをネタにして笑っていた生徒が居ました。
もちろん悪意のある言い方ではないし、言われた本人も笑ってましたから、そんなに気にはしていなかったんでしょう。
でもそこで「たとえその時相手が笑っていても、相手の身体のこととかをネタにするのは駄目だ」と言ってあげることが、親の次くらいに近い位置に居る我々の責任なような気がします。

ニュースになった言った側の方の子の周りに「こらぁ~カンタァー!」と怒鳴ってくれた人がいた事を願います。

2011年4月15日金曜日

昼間の時間の使い方

日中の時間帯というのは、一般の会社勤めの方にとっては勤務時間なわけですが、塾にとっては生徒が来るまでの授業準備時間であり作業時間であり、午前中なんかはホントにただの空き時間だったりします。
その間、もったいないことに教室は使われずにおりまして、ホワイトボード・机・椅子・コピー機はただの置物になっています。
前に勤務していた塾でも思っていたことなんですが、ホントにもったいないと思うんですよね。。。

例えばご近所の方で簡単なカルチャースクール的な催しにも使えるでしょうし、サークル活動なんかにも使えます。
匂いや汚れが残るのは困るので料理教室などは無理ですが、でも手芸サークルや読書サークルなんかでは十分に使えるスペースかと思います。
もし「趣味仲間はいるけど場所が・・・」という方がいらっしゃいましたら、ご相談下さい。

2011年4月14日木曜日

『事業仕分け』のその後

一時期、連日のようにテレビで放映され注目度が高かった『事業仕分け』。
耳慣れない事業に対して「コレは廃止」「 アレも廃止」と歯切れよく判定が出るため、非常に”わかりやすい”政策だったかと思います。

で、問題は「その後の動向について殆ど注目されることがなくなった」ということではないかと。
その当時はいろいろな分野の人が発言をしていましたが、最近で出てきた話題は震災に関わった『スーパー堤防』『学校耐震工事』くらいでしょうか?


さて、なぜ今さらこの話題を持ち出したかというと、
シグマゼミのリンク集には、進路学習に使えるサイトをいくつかピックアップしていたのですが、そのなかの1つ『キャリアマトリックス』さんが3月末でサイトを閉鎖しました。
このサイト、『労働政策研究・研修機構』 という独立行政法人が製作していたものなんですが、職業図鑑や適職診断など、キャリア教育に関わる情報が非常に充実していた良いサイトでした。
自分は高校勤務時の進路指導の際にはこれの前身である『ジョブジョブワールド』というサイトを利用していたのですが、いろいろな職業の方のインタビューも見れるなどして、中高生に職業観や目的意識を与えるという意味で他のキャリア教育サイトと比しても本当に有用な職業データベースだったのです。

そこが、事業仕分けにより廃止。

確かに、一般の人がここを見るという機会はないかもしれないし、需要は少ないかもしれない。
学校関係者の中でも知っている人使っている人はほんのひとにぎりで、ほとんど見向きもされないサイトだったのかもしれません。

でも、他にこれだけ充実したサイト・文献が見つからないという意味で、本当に進路指導には有用で不可欠なサイトの1つだったと思っています。

仕分けの理由などを見ると、まぁ確かに「資金の使いどころ」として怪しい部分はあるのかもしれませんが、でも、教育というのは本当の意味で国の将来に繋がる部分だと思うので、もう少し、価値のわかる方に評価していただきたかったと、強く思います。


廃止に関わる情報
http://www.net--election.com/news_pLVkEJWzv.html
廃止に関わって、Twitterでの発言まとめ
http://togetter.com/li/63459

2011年4月13日水曜日

誰もが来れる学習の場を

「家庭の所得と子供の学力の間に相関がある」とはよく言われることで、昨年なんかは実際に文部科学白書』に記載された報告についてニュースになったりもしました。
→ 文部科学省のサイト


さて、当然ですがこれには異論もあり、「高所得だからといって学力が高いとは限らない」「結局は本人のやる気次第」「家庭での指導次第」とも言われます。
まぁ確かにその通りなのですが、ただ、「所得の高い方が"様々な教育機会"を子供に用意することができる」というのは紛れもない事実だと思います。

例えば、私自身はつい先月まで学習塾に専任として勤務していましたが、そこではせいぜい年収300万止まり、月の手取りにして20万ちょいというところでした。
その収入で2人の娘を<自分の務めている月額20000円の塾>に通わせられるか?というと、正直、キツイです。
<1時間2000円の個別指導コース>っていうのもありましたが、まともに勉強させるつもりなら週に3時間は必要ですから 週6000円×4週で24000円。
そこでは 高校生対象に東進の衛星予備校も用意していましたが、そうなると月額5万とかがざらです。
いろいろ探してみると、例えば<医学系進学指導の予備校>では年額600万かかるともいいます。


もちろん、お金をかけて得たその機会が子供にとって最良のものかということはわかりません。
ただ、所得が低い家庭では選択肢自体が殆ど無いというのも事実ではないかと思うのです。

「べつにお金かけて塾なんて行かなくたって、学校で間に合うでしょ」確かにそうかもしれませんが、でも、本気で「もっと勉強したい」と子供が思ったとき、その場すらないっていうのはせっかくの機会と可能性を摘み取る事にもなります。

自分の家族の生活もあるので無償とはいきませんが、「せめて他塾と同じくらいの価格で、よりより学習環境を提供できたら」そう思ってシグマゼミの開設に至りました。

2011年4月12日火曜日

「教材費は?講習費は?」

シグマゼミを開設してから半月。
ほとんど宣伝もなされていないのに、ありがたいことに数名の方にご入会いただきました。
ご入会を決断される前に生徒さんのお母様とお話の機会を持つわけですが、当たり前ですが必ず聞かれるのは費用のことです。

シグマゼミでは「月額定額で何日でも何時間でも勉強していける」を売りに広告を作りました。
もちろん、別にやましい裏があるわけではなく、純粋に【困ったとき・勉強したい時にいつでも来れる場所】にしたかったからです。
と同時に、月額の費用も出来る限り【誰でも通える程度の金額】で抑えようとして設定います。
ところが、実際に問い合わせとしてあったのは
「高額な教材費を取ったりしませんか?」 「夏期講習などで莫大な金額が請求されませんか?」というもの。

なるほど。
考えてみると、家庭教師派遣会社では、安さ・手軽さを売りにしている一方で、莫大な教材費を請求するところもあると聞きます。
また、個別指導塾などでも、コマ単科は安くても「定着が良くないようなのでもう少し時間を増やしましょうか」などの理由でコマのかさ増しを繰り返され、なんだかんだで結構な金額になることもあります。
「〇〇講習無料!」と謳っていても、結局はテスト参加費やら何やらでそれなりの費用を取られるようなところもありますし。
そういった諸々の事例があった上で「塾は、なんだかんだと理由をつけて結局は高額な費用を取られる」のような認識が定着し、先の問い合わせ内容になるのでしょう。

大手がどんどん手を広げ、サービス内容を抜きに価格競争をした結果が「見た目は安く、実際には高くつく」という方法なのかと思うのですが、それによって学習支援業自体の満足度や信用がものすごく低下しているのではないかと。
※満足度の低さについては、実際に調査結果(サービス産業生産性協議会の調査)として顕著に現れています
http://www.service-js.jp/cms/news_attach/100316_CSI_news3.pdf

単純に「学生に良い学習環境を提供したい」と思っているのですが、信用がないためにそれがそのままは伝わらないというのは、本当に残念なことです。

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