2011年5月24日火曜日

"常識"は変わっていくもの

「日本語が乱れている」とはよく言われるものですが、言語なんて文化活動のひとつの形だもの、流行り廃りは当然あるものだと思っています。

じゃなければ高校の古文はあんなに難しくなりません。
古文があんなに難解だと感じるのは、過去に日本語が変化してきた証拠ですもんね。
"ら"抜き言葉「食べられる →食べれる」ってのが"乱れ"の象徴として挙げられたりしますけど、大昔にだって「~て+あり。→たり。」なんて風に、言葉なんで時代と共に変わるもんです。
結局のところ、「こっちでもいいんじゃない?」というような流れと、それに対する同意が形成されるかどうかであって、お偉い方が「乱れてる」やら「日本語を守ろう」やらと言ったところでそんなものは吹き飛ばされてしまうんでしょう。

ただ、それが教育現場で起こると、その世代からはそれが常識で、旧世代の知識が非常識になってしまうため、途端に大きなジェネレーションギャプになってしまったりもします。

先日、中3生用に英語の不規則動詞を調べていたんですが、英語にも小さな変化があるようで。
確か自分が習ったときには「get(手に入れる)」の変化は「get-got-gotten」だったように思うんですが、今の教科書には「get-got-got(gotten)」となっていて、gottenは使わないようになっているんですね。
一方で、手元の辞書(2005年の版)を調べてみたら、それには「get-got-gotten,got」となっていて、gottenの方が先に来ていました。
いつ頃からなんでしょう? まだ過渡期なんでしょうかね?

そういえば、自分が習った頃は体内の小腸にある栄養を吸収するための組織を"柔突起・柔毛"と習っていましたが、今は"柔毛"しか載っていなかったりします。
似たような例で、当時は生物の"セイチョウ"には使い分けがあって、植物の方は"生長"、動物には"成長"を当てていたように覚えていますが、今はどちらも"成長"になっていますね。

こんな感じで、教科書をよく見てみると細かなところで教えるべき常識が微妙に変化していたりするんですよね。
なので、知っているつもり・覚えているつもりで教えていると、「実は自分が理解した当時とは常識が変わっている」なんてこともあったりするんです。
そういう意味でも、教科書・問題集を一通り眺めて問題を解いておくくらいの余裕が無いと、当時は「真実でも今は嘘」みたいなことを気付かずに言っているんじゃないかとたまに不安になることがあります。

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