2011年5月20日金曜日

指導カリキュラムをどう組むべきか

大手塾の場合、「この時期にはこの教材、この時期にはこの試験」という様な年間通した流れというのがある程度完成された状態で出来上がっているでしょう。
けど、うちの場合は、生徒さんに会って話を聞いてから、その生徒さんの目標や状況にあわせて「何から手をつけるべきか」から考えることになります。
学校に密着した指導を続けている塾であれば、学校の授業で何がどの程度指導されているのかも生徒からの話や定期試験の出題などから読めるのですが、現時点では情報が少なく手探り状態。
@willであれば講座受講の後で感想を聞きながら、数学であれば指導の中で理解の様子を探りながら、「どこまでが身についていて何が欠けているのか」、「どういう順番で補っていくのが良いのか」を考えるわけです。

現在、高校3年生の生徒さんが毎日遅い時間まで通って来てくれていますが、大学受験までの8ヶ月をどう使っていくべきか、非常に悩むところです。
学校や家庭学習でかなりの水準まで学習が進んでいて足場固めが完成されているのであれば遠慮無く入試レベルの演習に入れますが、そうでないのであれば、高度な内容をぶつけるのはかえって混乱を増すことになってかえって学習効率が落ちることになりかねません。
「この時期だからこのレベルで」という理想的なカリキュラムがたとえあったとしても、千差万別な生身の人間を迎える以上は「その人に合うか合わないか」が全てです。
いかにしてその生徒の力を正確に読み取り、課題を見つけ出し、それを乗り越える材料を提供できるか、そこに指導の質が問われるのだと思います。

その、生徒の実力や欠けているものを見抜き、それに合うカリキュラムを柔軟に創り上げるというのは非常に難しいのですが、でもそこで「この時期はコレで」と出来合いのものをぶつけるだけではないところに、うちの塾の一番の強みがあるように思います。


そんなわけで、来てくれている高3生の生徒さんには、大手塾のセオリーから行けば「3年生にそのレベルを?間に合うの?」と言われかねないものから始めてもらっていますが、本人も私もいたって大マジメ。
基礎と言われるココをキッチリこなすことで、必ず後半戦に猛ダッシュがかけられ、最終的には確実な点数につながると信じています。
あとは長丁場の途中で本人が疲れてしまって投げ出さないこと。
それを支えることも私の大切な仕事です。

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