2012年3月26日月曜日

今日から春期集中講座やってます。

中3生の卒業にともない、中学生がいなくなってしまった(悲)ので、 新高1対象の『数I準備講座』と新高2・高3対象の『数A:場合の数/確率』の2本立てで行なっています。

『数I準備講座』は、進学校の場合「入学前に予習しとけ」でいとも簡単に終わらされてしまうことの多い「文字式の基本的な扱いについて」をしっかりと8時間かけて学習します。
ここの範囲、 上位の学校になればなるほど本当にあっさりとしか触れずに通過されてしまうんですよね。
ところが、<式の扱い方>としては非常に大切な考え方も多く、ここの考え方が不十分だと、その先のいろいろな場面で支障を来すんですよ。。。
というわけで、ほとんどの計算には 「そうすべき理由があるはず」というところにこだわって説明し、「よくわからないけど、とりあえず計算すればいいんでしょ?」という考えを全面的に変えるところから始めます。

一方の『数A:場合の数/確率』は、高校1年の後期にさ~っと通過してしまったきり、「よくわからないけれどPとかCとか並べてみてる」という生徒が非常に多い分野です。
教科書の構成が「順列Pを使って計算するもの」→「組合せCを使って計算するもの」と別個に順序良く登場するため、これらが混ざった時に「どっちをつかうの?」という復習編が殆ど無いんですね。
それに加えて、単純にPとかCとか一発で計算が終わってしまうようなごく簡単な問題ばかり練習するために、複雑な事象を丁寧に解析するという事自体の訓練がされないまま終了してしまうのです。
そのため、入試問題レベルの多少ひねられたものになると全く手がつかず、解説を読んですら「よくわからない」
ということがおうおうにして起きます。
そこで、「なぜこの計算式になるのか」にこだわって、立式を見なおしつつ、複雑な問題を丁寧に読んでいこうというわけです。
こちらは8日間・12時間かけて終える予定です。


基本的に、教師・生徒ともに「コレくらいはできるでしょ」と思っているところにこそ「実はよくわかっていない」という部分があり、そこが後々尾を引いていくというのがお決まりのパターンだと思っているので、学校でさらっと流すところこそ徹底して潰していこうという方針です。

もし良かったら、テキストをご覧いただければ。(PDFファイル ※印刷禁止になっています。)
テキストはこちら→   『数I準備講座』   『数A:場合の数

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テキスト中に気になる部分がありましたら、ぜひお早めに792-0490もしくは sigmaseminar@gmail.com までご相談を。
苦手なところは春休み中にとっとと潰してしまいましょう!
ゆっくり予習復習に時間をかけられる時期なんて、 今を逃したら、次は夏休みですよ!?

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