先週から行なっている集中講義に合わせて数名の新高1生が勉強をしに来てくれているわけですが、何がかわいそうかって入学前の宿題がいろいろとヒドイ。
シグマゼミのすぐ付近にあるI高の宿題は、国語は冊子まるごと一冊、英語は公立入試レベルをはるかに超えた長文問題集をまるごと一冊、数学は教科書の最初から因数分解の終わりまで全部予習し問題演習。
市内トップクラスの公立校のひとつW高の宿題は、国語は教科書読んで問題を解き、英語は中学の英文法総ざらいな冊子一冊、そして数学は教科書の最初から平方根の計算までを全部予習し問題演習。
で、どちらの高校も入学式の直後に確認テストですと。
いや、べつに入学前に課題を課して、それをもとに試験をするのは悪くないと思うんですよ。
ともすれば春休み期間中なぁんにもせずにダラダラと1ヶ月を過ごしてしまうでしょうから、何らかの課題を課しておいて勉強の習慣を途切れさせないというところまでは意義があると思います。
ただ、それは内容によりけりですよね。
課題の冊子や問題の内容を見ても、難しさ的に「どう考えても無茶でしょう?」と思うものもあるんですけど、ちゃんと内容や分量や生徒の能力を考慮して出しているんでしょうか??
例えば数学ですが、おそらく課題を出している側は「展開・因数分解くらい、中学の延長だから自分でやってこいや」くらいのつもりで課しているんでしょうけど、でも複数文字が含まれている文字式で「1文字だけを文字扱いし、他を係数扱いする」っていう式の扱い方って、高校で初見ですよね。
文字の扱いが不慣れな生徒に対して、習ってもいない「ab(a-b)+bc(b-c)+ca(c-a)を因数分解しろ」なんてのを予習として課すというのは、無茶と言うより横暴に近い。
もちろん、解ける生徒・自力で理解できる生徒もいることでしょう。
でもそれって、ごく一部じゃないでしょうかね?
で、よくわからない問題をなんとなく解けた感じで素通りしたり、大半を解答丸写ししたりすることにはいったい何の意義があるんですかね?
中にはうちの生徒さんみたいに塾である程度の指導がされている場合もあるでしょう。
でも、学校が塾など外部の指導を前提に課題作るって、どう考えたっておかしいですよね。
<内容的には簡単そうに見えても、実は後々重要になるような部分>ってのも多々あるんですけど、わかったつもりで通過しちゃっていいもんですかね?
もちろん、授業が始まってからきっちり1から指導はしてくれるものと思っていますが、、、課題の課し方を見ているととてもじゃないけど期待できないんですよね。。。
来週からは本格的に高校の授業が始まりますが、さてどうなることやら。。。
なるべくスタートで困らないようにと考えつつ、春休みの指導を行なっています。
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今日は早く寝ます
23 時間前
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