2012年3月6日火曜日

公立入試が一段落

公立高校入試の学力試験が終わり、今日で一段落です。 面接は明日もありますが。

問題と解答は進学舎さんのページで確認できます。→こちら

さて、問題を解いてみたのですが、来年度から教科書が変わるというのに合わせてなのか、やけに出題傾向を変えてきたなというのが正直な印象です。

<国語>
詩が出題されず、1問だけ短歌がありましたが、例年出題されていた表現技法や鑑賞文はなし
裁量問題では大段落の区切れが出題
長文の記述自体はさほど変化はないように感じましたが、受験生はどれくらい書けてるのかなぁ?

<数学>
例年2題ずつ出題されていた方程式の文章題が丸ごと消滅
関数は極めて基本的で問題慣れしていたら間違いようがない感じ
図形も例年になくやたらと素直な出題
証明もワークに載ってそうな典型的な問題だし
裁量を見ても、「誰も手に負えないほど難しい」という印象の問題が1問も無し
この出題なら標準的な問題を丁寧に解いてきた生徒は40点は取れるでしょうし、上位校の受験生は50~60点取っちゃいますね。。。 (実際うちの生徒の一人は自己採点60点でしたし)
裁量校で平均30点とか言ってたのから比べると、相当点数が跳ね上がるかと

<社会>
統計読み取り系が多かった気が あと妙に狭い範囲に突っ込んだ感じの問題が何問か 
すいません、私、鉄砲産地の「国友」とか知りません。。。(ぉぃ
「プロイセンの憲法の特徴を書け」というのがありましたが、「帝国憲法の見本」というところから引っ張れる生徒は上位層だけだろうなぁ
例年、上位校では平均50~55点とか出てましたけど、今年はそこまで点数取れないんじゃないかと

<理科>
ほら、やっぱり地震は出題しないですよね。。。って、それは置いておいて、
圧力の計算は計算ミス多発しそう
濃度の計算は出題が素直じゃないなぁ。。。正答率低そうです。
溶解度も珍しく数字を溶媒200gにいじっていたり、金星にも公転周期を絡めるなど、難しくしたかったんだろうという印象
そんなに平均点は高くならないでしょうね

<英語>
例年はリスニング+長文3題という形式だったのが、今年はリスニング+小問集合+長文2題と形式変更
小問の短文と表とを照合して行く形式は新傾向だけどさほど難しくはないでしょうし、英作文もこれくらいなら書けるはず
単語の選択問題も文法ではなく語彙力を試す問題なので、 きちんと読めば当てられるはず
読まなくていい分、全体として簡単になった気がするんですが、「長文3題はヘビーすぎる」と不評だったんでしょうかね?
にしても、文法事項の確認が相変わらず殆ど無く、、、というかさらに減って語形変化すら出題されていなかったりして、入試としてどうなのかなぁという気がします。
生徒は「リスニングが難しかった」って言ってましたけど、こちらは確認しようがないのでなんとも。。。



全体として、いろいろと傾向が変わっているので、中位層の生徒はかなり動揺したかも知れないですね。
動揺せずに取れるところを正確に取っていればいいのですが、本番ではそれがなかなか難しい。

特に数学・社会は塾で練習していたであろう道コンの過去問なんかとは点数もぜんぜん違うでしょうから、結果の予想も立てにくそうです。
おそらく夕方辺りから解答速報やら合格ボーダーがなんとやらとアレコレの情報が錯綜しているんだと思うんですが、正直なところ、点数読めないだろうなぁ。

大手塾さんは各教科の予想平均点やら各高校のボーダーラインまでさも信頼度高そうにしてWebサイトに載せていますが、これがまた、2社で20点以上違っていましてね。。。

いつぞやの裁量問題導入年のように、大外ししたら沽券に関わると思うんですけど、どうなんでしょう?



結果が出るのは16日。
あと10日間、生徒も私も、ちょっと喉奥に小骨がつかえたような感じで過ごすことになりそうです。
あとはひたすら祈るのみ。。。

次の投稿 前の投稿 ホーム

0 コメント :

コメントを投稿

記事の検索ができます