2013年2月5日火曜日

「こんなに頑張っているのに」という人へ ~試験編

『授業編』『演習編』に続いて、、、って、またしばらく間があいたわけですが。。。
ダメですねぇ、続きませんねぇ、、、講習やら何やらでバタついたせいということにしてますが、良くはないですね。



さて、気を取り直して『試験編』です。
"試験"なんて言葉自体、人に試されてるわけですから、そんな楽しいもんじゃないんでしょうけど、
でも、自分が中学生の頃、そこまで嫌いじゃなかったんですよね。
というより、定期試験なんかでは、むしろ出題者との知恵比べだと捉えていたフシがあって、「あぁ、こういうこと聞きたいのね。でも引っかかんないよ?」くらいの余裕があった記憶があります。
数学や英語あたりはにやにやしながら解いていた記憶がありますから、やはり、試されてるというよりは、自分にとってはむしろ勝負に近かった気がします。
高校以降の試験ではとても太刀打ちできなくなっていったため確実に苦痛になっていきましたが、勝てる勝負をしているうちは楽しかったんでしょう(笑)

で、さて、その試験ですが、これまた心構えの問題だけじゃぁないですが、でも「この時点で既に負けてるでしょう?」というのがチラホラ見られます。
というわけで、またいくつかよくありがちな例を挙げてみましょう。

「試験2週間前から勉強する」とかなんとか言っている

そもそも学校主導で「試験2週間前なので計画表を・・・」なんてことをわざとらしく始めてる時点で既に違う方向に行っているように思うんですが、2週間前に学習計画を立てはじめて、それをその通りに遂行し、立派な成果を上げた、、、という人、実際どれくらい居るんでしょうか?

いや、たしかに、優秀な生徒は、2週間もあればきちんと試験範囲を網羅して試験前の準備をきっちり終えることができるでしょう。
ですがそれは、「最初に習った時点できちんと理解して、おぼろげながらでも頭に入っている人」の話です。
一度はきちんと理解したものを2週間かけてさらりと見返して思い出しておくというのならわかります。
が、定期試験までの3ヶ月間の学習をほとんど何もわかっていない・覚えていないという状態から、3ヶ月分の学習を2週間で頭に放り込む?
「2週間前から」とか言ってる人は、そんなことが可能だと本気で思ってるんですかね?

3ヶ月も時間をかけてまともに身につけられなかったことを、たった2週間ちょろっとやっただけで身につけて点数を取ろうなんて、その時点で思い上がりも甚だしいというか、いろいろと勘違いをしているとしか思えません。
試験勉強に限らずどんなことでもそうですが、短期決戦で何とかしたいと思うのであれば、それ以上の時間をかけて綿密な下準備をしておく必要があるものだと思います。

「書き間違えた」「うっかり忘れてた」など言い訳が多い

前回も書きましたが、生徒と一緒に答案の分析などをしていても、きちんとわかってないことを頑として本人が認めようとしない場合がものすごく多いです。
「いや、そこはちょっとしたミスで」 「そこは計算で間違えて」 そういう言葉をよく聞きますが、問題用紙にちゃちゃちゃっと書かれた計算過程(大抵はすごく雑)まできちんと見てみると、そこかしこで変な計算をしている場合も見られます。

わかってなかったのなら、今の時点できちんとわかればいいというだけなのに、「ただのミスです」と言い張る。
"小さなミス"にだっていろいろな原因があって、単純な見間違えから、小数点の取り違え、足し算かけ算の繰り上がりのミス、選択肢の選び違い、まぁいろいろあるはずです。
問題は「どうしたら、そのミスを極力減らすことができるか」をきちんと考えることでしょう。
計算の苦手を自覚しているなら、もう少し大きめに計算スペースを取るとか、途中計算を丁寧に残すとか。
選択肢の問題なら、当てはまらないものはきちんと消去していくとか。
マークミスが多いなら、10問くらい毎にズレがないか確認するとか。

なんぼ言い訳をしても点数は増えませんし、同情もされません。
ものすごくドライな言い方をすれば<結果が全て>なんですよね。
ならば、その結果を良くするような努力が必要です。

模試の答案を見ても○か×かだけで終わる

入試前のひたすら演習を繰り返す時期は特にそうですが、「一つの問題からなにを得るか」が、人によって大きく違っています。
模試の答案が返却された後でも、ある人はマルバツと点数だけを見て、たたんでしまい込む。
ある人は解説を読んで間違えたところの正解を答案に書き込んでしていく。
もちろん後者の方がいいには違いないですが、まだまだ不満です。
だって、<今回とそっくり同じ問題>が次回や本番で出るなんてことは無いですからね。
同じ問題をただなぞるだけではさほど効果がないのです。

でも、<同じ分野>であったり<似た設定>そして<ポイントが同じ>という問題は、それから先にいくらでも出会います。
だから、<その問題>を解くこと自体ではなく、<その分野> <出題のポイント>をしっかり復習することが大切なのです。

模擬試験ってのは、結果を見て一喜一憂すべきものではなく、学んだことをきちんと復習する機会として使うべき道具です。
模試後に答案の間違いを見直す場合は、社会や理科であれば連想ゲーム的にその問題の関連項目をどんどん挙げていったり、数学であれば別の解法・別の視点を考えてみたりすることが必要でしょう。
それを○×と点数だけで終わりにしているうちは、どうせ次の模試で似た問題が出ても、似てるということにすら気付かずに失敗するのがオチです。

「本番ではいつも以上の力が・・・」

そんなものを期待している時点でそもそもがダメです。
ハッキリ言ってしまえば、いつも以上の力なんて出るものではありません。
もちろん、アタマが冴えまくって不安の模試より本番の方が点数が取れたということはあるでしょう。
でもそれは、今までの学習で蓄積されていた知識が整理された状態であり、それがうまい具合にリンクできる状態にあったから、 問題を解いていく段階で正答を導けたというだけのこと。
なにも知らなかったものが天からの啓示のように思いついたわけではないはずです。

つまり、基本的なことを頭に整理しておくことができていなければ、「アタマが冴えて」なんてことも起きるはずがありません。
そしてそこまでを含めて実力であり、いつも通りの力です。

試験ではむしろ、いつも通りの力が出せればよくやった方で、実際には緊張や焦りやで、自分が思っている5%~10%引きくらいの成果がせいぜいでしょう。
だからこそ、1割減でも及第点に到達出来るだけの入念な準備が必要になります。
努力もせずに神頼みしたって、そんな都合のいい神様はいません。

今回のまとめ

といわけで、4項目挙げましたが内容的には2つです。
・試験では自分に都合のいい偶然なんてものは起きないのだから綿密な準備が必要
・試験は結果そのものよりも次へ進む材料と出来るかどうかの方が大切

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