人と関わる仕事をしていますので、新しい生徒さんに出会うごとにいろいろな名前を目にします。
最近ではキラキラネームなんて呼ばれるヒドイ命名も出てきたと聞きますが、それでも多くの場合は名前は子供に対する親からの最初の、そして一生の贈り物。
なにかしらの想いを込めて名付けるもの、と思っています。
シグマゼミの開設から1年経ちまして、今日は『シグマゼミ』の名前に込めた想いを記しておこうかと。
『シグマ』というのは数学記号で、『Σ』と書きます。
Excelなんかではおなじみですが、「和をとる」つまり「足し続けろ」という記号です。
例えば、 と書くと、コレは「”◯分の一”という数を延々と足し続けろ」という意味で、
のことを表しています。
この計算、初めは1だけど、2つめは1/2、3つめは1/3で次は1/4。
これをず~~~~っと、1/100や1/100000なんてのを足し続けるわけです。
おわかりかと思いますが、足す数がどんどん小さくなっていくんですよね。
メートルで考えてみるとわかりやすいでしょうか。
まずは1m、次は1/2なので0.5m、そして0.33m、0.25m、0.2mと、どんどん紙テープを足していくわけです。
1000番目まで行くと1/1000mだから1mmしか増えません。
ただ、その足し算を延々と続けるわけですね。
パソコンに計算させてみると、1/10までだとおよそ2.9m、1/100までだと5.2m、1/1000までだと7.5mになります。
1000個も足し算して、たった7.5mです。しかも、最後の1つはたったの1mmしか増えていません。
でも、この足し算、ず~~~~~~~っと続けていくと<どこまででも大きくなれる>ことが知られています。(ここでは証明はしませんが。)
学習の意欲や成果もきっとこんな感じで、いつまでも最初のモチベーションが持続できるわけではないと思うんですよね。
4月の最初、1のモチベーションがあっても、明日は1/2に、明後日は1/3になってるかも知れない。
でも、足し続けることを途中で止めさえしなければ、その成果はいずれは<どこまででも大きくなる>可能性があるんじゃないかと。
であれば、ちょっとでも足し算を続けていく手伝いが出来ればいいなと、そんなことを考えていました。
ちなみに、のように、足す数が半分ずつに減っちゃうと、いくら足し続けても2を超えることはできません。
「どれだけ時間をかけてても、ダラダラしすぎてるとあんまり成果はないよ」ということですか。
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塾の先生はエンターテイナー
4 時間前
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