2011年11月1日火曜日

教師の仕事は

以前、スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学のスピーチを紹介しましたが、氏はプレゼンテーションの名手としても知られていました。
アップル社の商品開発は、発表会寸前まで一切の情報が出てこず、極秘にプロジェクトが進むのが通例です。
で、その発表会ではどれだけその商品が魅力的で生活を劇的に楽しく変えるものかということを、氏が実演を交えながらいかにも楽しそうに話すわけです。




当然の話ですが、このプレゼンテーションを行う目的は、いかに自社の開発製品が素晴らしいものかを伝え、購買意欲をわかせることです。
もし、プレゼンが終わった後で観客に「は?なにいってんの?」「よくわかんないんだけど」と言われた場合はソレはプレゼンの失敗。
そこで「それは観客の努力が足りないからだ」と開き直る会社って、ありますかね?

つまり、用意したプレゼンがまともに聞いてもらえない・印象に残らない状況というのは、すべてそれはプレゼンターの情報の提示の仕方、話の仕方、構成などに問題があるわけで、観客の資質ではなくプレゼンターの失敗だったということです。
というのは、会社で営業をする人にとっては当然のことですよね??


さて、
生徒から「うちのセンセー、どんどん先に進んでばっかりで内容わけわかんない」という話をよく聞きます。
また、「こういう課題やらされてるけどなんのためにやってんのかわかんない」とも聞きますし、「授業中、半分くらいの生徒が寝てるー」というのもよく聞く話。
もちろん、生徒の努力が足りていないという場合も往々にしてあります。
ただ、シグマゼミに来てそれを話す生徒は、1つ2つ要点をかいつまんで話せば、十分に理解できる能力があったりするわけです。
土曜講座なんかでは、3時間超の時間を休み時間無しでぶっ通しで講義・演習していたりしますが、それでもちゃんと最後まで集中力を途切れさせずに取り組んでいますしね。
それでも学校の授業に対して上のような不満が出るということは??

で、考えるわけです。
ついていけない生徒に問題があるのか、ついてこれないような授業を展開している方に問題があるのか。
課題の意味を考えられない生徒が多いだけなのか、課題の意味づけをきちんとせずにただやらせているだけなのか。
寝る生徒が悪いのか、寝るような退屈な授業しかできない教師が悪いのか。

学年集会にしてもそうですね。
「横で先生が監視していてうつむいてたら怒られる」と言っていましたが、よそ見をしている生徒・うつむいてる生徒が悪いんでしょうか、それともよそ見をさせ・うとうとさせるような退屈な話を10分以上もダラダラ続けている方が悪いんでしょうか?


<先生と生徒>という立場の違いで見たとき、先生が指導者の側に立つことは違いありません。
ですが、一方で<プレゼンターと顧客>というように見ると、プレゼンターの怠慢を全て顧客の責任にするということは、はっきり言って異常です。

教師と呼ばれていると<先生と生徒>の関係しか見えなくなるものですが、その一方でその人は<授業で生計を立てているプレゼンテーションの専門家>でもあるはずです。
一方的に押し付けるようなプレゼンに顧客がどれだけ困惑し迷惑しているか、もう少し気を払ってもらってもいいと思うのですが。。。


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最後まで読んでいただきありがとうございます。
<言うは易し行うは難し>って感じで、常々より良い授業・より良い運営方法を模索中ですが、まぁなかなか難しいですよね。

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