2011年8月29日月曜日

個人面談では、こんな話をしています

長いはずの夏休みも終わってしまい、小・中・高とも2学期(?)に入りました。
先週の1週間、開室前の時間帯を使って、簡単にですが3者面談を行いました。
中3生はこれから3ヶ月連続の学力A/B/Cテストが控えており、否が応にも"受験生"として扱われるようになってきますので、それに向けての現状の問題点の洗い出しと、今後の方針の確認というところです。

今シグマゼミに来ていただいている生徒さんの学力は、内申ランクで言うとCランク~Eランク辺りが多い印象です。
ただ、うちの場合、「問題演習をガンガンこなしてきた」という生徒さんはあまりいないため、純粋に問題慣れしておらず、模試(『北海道学力コンクール』~通称『道コン』)や学力テストとなると、途端に点が取れなくなるという状況。
夏の集中講座の最後に道コンを受験してもらいましたが、みなさんかなり手こずったようで試験直後の帰りの表情は一様に暗く。
面談の時(成績表到着前)に聞いてみても「全然出来なかった」という感想ばかりでしたが、ただ、問題は、「現段階で何点取れているか」ではないと思うんですよね。
だいたい、内申点は過去2年間の成績が足を引っ張ってしまいどうしようもなかったとしても、学力試験の方はこれからの5ヶ月でなんぼでもひっくり返せると思っていますし。


面談前に私が行ったのは、実際の答案を再点検して「普段の様子から見て、できているはずの箇所でどれだけ点数を落としたか」と「どの分野が苦手なのか、その苦手の原因はどこにあるのか」を洗い出すことです。
つまり、入試本番も含め、外部試験で常に意識しなければならないのは「満点を目指すこと」ではなく「出来るはずの部分をいかにして落とさないようにするか」であり、その前段階で「出来るはずの部分をどうやって増やしていくか」をしっかりと考える必要があるわけです。
社会科が取れていなければ地理・歴史を1からもう一度勉強し直せばそこは得点源に出来るわけですし、英語の英作文ができていなければ今から少しずつでも書く練習をして、本番までに5点分でも上げられればいい。
答案上では同じ×でも、単純に計算ミスで×がつくのと本格的にわかっていなくて×がつくのでは、話は大違いですし、同じ空欄でも分からなくて空欄なのと時間が足りなくて手が付けられなかったのでは話が変わってきます。。
そんなわけで、"これからすべきこと"は人それぞれで違っていますから、面談では主にそのことを伝え、学力A/B/Cに向けて何を目標に準備を進めていくかという確認をしました。

学力A/B/Cテストは、生徒にとっては"嫌な試験"以外の何物でもないのでしょうが、私の目からすると、入試本番に向けて学校が用意してくれる模試にしか過ぎません。
それが1ヶ月毎にあるわけですから、その都度復習の進捗を見て弱点を潰していくと考えれば、11月の学力Cが終わった段階で入試の試験範囲の大半は完成することになります。
そう考えれば、つまりは調整用のいい練習台です。

「現在できていない」のであれば、「1ヶ月後までに少し出来るようにする」「3ヶ月後には完璧にする」くらいのつもりでかかれば、一朝一夕にはどうにもならなくても、最終的にはなんとかなるもんです。
要は、その場その場の出来ではなくて、「その結果から何を読み取るか、どうやって次に繋げるか」ではないでしょうか。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
「現状こんな感じで、学校の先生にはこんな風に言われましたが、実際どうなんでしょう?」みたいなご相談がありましたら792-0490もしくは sigmaseminar@gmail.com までお気軽にどうぞ。
その後入会されるかどうかは完全に別で、お話だけでも構いません。
参考意見(セカンドオピニオン?)もしくはちょっとした気晴らし(気休め?)くらいにはなるかと思います。

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