2012年1月26日木曜日

手前味噌な指導実績など

来年度の生徒さんを募集するにあたり、半年以上放置し続けていたWebサイトを少しずつ修正し始めました。

半年前、、、と言うと、7月頃ですから、その当時のシグマゼミの生徒さんは全部で5人。
今は12人になっていますので、なんと倍増!
便利な言葉ですね~5人が10人になっただけでも"倍増"です。
似たような使い勝手の良い言葉に"当社比◯%増量"というのもありますが、、、まぁそれはさておき。

Webサイトの方に、新しく"指導実績"というページを作成してみました。
開設してからまだ1年が経っていないので実績とはまだ呼べず、"指導経過"くらいですけれども。

そこに、8月以降の道コンの成績の推移を載せてみたんですが、面白いもので、8月から1月にかけてのたった5ヶ月程度でも、ちゃんとジワジワと成績が上がっているんですね。
塾生の5教科合計の平均点が8月の時点で道内平均+6.5だったのが、1月時点では+23.5になっています。
一人ひとりの成績の推移を見ても、偏差値が40台→54 54→59 など、それなりに成長しているのがわかります。(もちろん、あまり変化の見られない生徒も中にはおりますが。。。)
夏からの指導でしたが、高校の受験校の選択で、一つ上のランクの学校を目指せるようになった感じですね。


じゃぁ、「塾として、シグマゼミでは何をしたのか」という話。

なにせうちは通常の指導ではそれぞれの課題に合わせて助言と補強をしていくような感じ。
通常では一斉指導というものが無いので、正直なところ「基本事項のおさらい+ちょっと応用」くらいしかさせていないわけです。
ただ、それをどこまで徹底できるかが重要で、「1から10のうち、5までできたからいいや」という生徒と「5までできたから7まで頑張ってみよう」という生徒で結果が如実に変わってきます。
ただの答え合わせでは5で終わってしまうところを、アレコレと付け加えて7まで持って行こうとするのが私の指導です。

また、同じ「5までできた」生徒にも「1~3をしっかり考えてちゃんとわかった」という生徒と「1~3は簡単だからどうでもいいや」で聞き流す生徒では後になっての伸びしろが違います。
なので、一斉授業を行う土曜講座や夏期・冬期の集中講座では、とかく「1~3の理論構成からしっかりと」という授業を展開しました。
1時間半のうち、理論の解説に1時間近くかけ、生徒が問題を解く時間は30分もない授業というのは、おそらく、他の塾では『やってはいけない授業』とされます。
大半の生徒は聞けずに飽きますし、問題演習を大量にこなした方が短期的には点数がアップしますから。
そこを耐えてじっくり伸ばしていこうというのがうちの方針ですが、2本セットで3時間という授業をきっちり頑張りきり、5ヶ月間でそれなりに伸びているうちの生徒は、やはりそれなりにスゴイんだと思います。

あとは、1・2年の復習を中3の8月から本格始動させたというのが大きいかも知れません。
他塾が学校の授業の後追いと定期試験の過去問演習にかけていた時間を、1~3年の復習に充てていましたからね。
説明すべきところはきっちり説明して深い理解をしてもらい、自分で出来る練習はしっかりとしてもらう、これがシグマゼミの基本スタンスです。


そんな感じで、他の塾とは全く違ったアプローチで運営していますが、それなりどころか、5ヶ月の成果としてはまずまずなのではないかと、自負しています。
ホントは、、、もっと時間をかけてじっくりと見てあげることができたら、さらに上を狙えたのにと思う分も大きいのですが。

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シグマゼミでは新年度会員様の早期の入会を歓迎しております。
固定されたカリキュラムや「年度途中から」という概念がないもので、勉強したいと思ったときが始めどきです。

3月末までにご入会頂いた方へは、24年度中の指導料を割引しておりますので、ぜひお早めに792-0490もしくは sigmaseminar@gmail.com までご相談を。

2012年1月24日火曜日

入試の面接について 2

先週末、私立高校の専願入試を控えている生徒さんの面接練習をしたのですが、まぁお互いに今まで散々話をしたことがある相手なので、慣れているだけに練習としては非常にやりづらいですね。
やはり面接の練習は学校であまり関わったことのない方にしてもらった方がよろしいかと。
私の時には確か校長・教頭や進路指導の担当など、 普段の授業では接点の少ない先生が面接練習に当たってくれていたように思いましたが、、、最近はどうなんでしょう?


さて、「面接ではどんなことが聞かれますか?」というお決まりの話をその生徒としていたんですが、
基本的に「受験生を困らせる質問はしないはず」というのが私の返答。

ちょっと打算的な話になりますが、そもそも、私立学校の場合、生徒はお客様なんですよね。
生徒が来てくれなきゃ収入がなくなるわけで、それでは経営が成り立ちません。
だから積極的に売りになるものを一つでも多くつくろうと腐心しつづけますし、基本的に指導も熱心、広報活動や募集活動にも力を入れます。

そんな中で、お客様である受験生に対して「こんな怖い学校なの!?」と思わせるような面接をわざわざ用意するでしょうか?
もちろん、就職試験のように50人から2人を選ぶとなったら話はぜんぜん違うんでしょうけど、高校受験は全く考え方が違いますからね。
面接という場を<受験生の直接接する唯一の機会>と考えれば、これは広報活動の一環にもなります。
いい雰囲気で面接が終われば「良さげな学校だったよ」という感想がその受験生からは伝わり、最悪の雰囲気で面接が終われば「あそこの学校は怖い。とてもじゃないけどおすすめできない!」と言われるわけです。
そう考えれば、試験をする側の学校も、実は逆の立場からは「見られている」ということになり、緊張せざるをえません。


中学での面接指導の中で、面接中に質問される項目として想定されるものとして「当校の指導目標を答えてください」とか「あなたのクラスの学級目標は何ですか」とか「合唱コンクールで歌った曲はどんな曲でしたか」というのがあったらしいですが、、、実際その質問がされたとして、その受験生の何がわかるんでしょう?
学校の指導目標、実際に勤務している学校の先生は答えられますか?(学校に勤務してましたが、私は無理です)
クラスの学級目標なんて、普段意識しながら生活してますか?(私?覚えてるわけがありません)
合唱コンクールで歌った曲なんて、受験生と何の関係があるんでしょう?たとえ答えてもらってもそこからの話題の膨らみはあるんでしょうか?
聞くのであれば「合唱コンクールで自分が果たした役割」であるとか「苦労したときにどうやって乗り越えようとするか」を問うべきです。

学校の印象を聞きたければ、学校説明会などで来校した時の感想を聞けばいいですし、来ていない生徒にはパンフで気になったページや写真を聞けばいいわけですよね。
上に挙げたような質問が実際の面接試験の場でされたのであれば「ホントにこの学校は面接試験で生徒の内面を見る気はあるのだろうか?」と私であれば思いますし、中学校の先生の憶測でしかないのであれば「想定にしてもセンスないなぁ」って思うわけですが、、、実際どうなんでしょう?
生徒からの報告が楽しみだったりします。

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そろそろ、1・2年生も期末試験の準備や新年度の準備を始める時期に来ています。

3月31日までにご入会いただけた方には、24年度中の基本指導料を割り引かせて頂きます。
もし学習の方法や将来の進路選択に不安があるようでしたら792-0490もしくは sigmaseminar@gmail.com までご相談を。


2012年1月18日水曜日

入試の面接について

冬休みを挟んで長いこと放置して居ました。
この間、中3や高校生を対象に冬休み中の集中講義を持っていたのですが、中3の講座準備に追われて、とてもモノを書く気力もなかったというのが実際のところです。
出来合いのテキストを使って答え合わせ的な授業をしていれば、まぁ準備の手間も少ないんですが、5科目全てをなんだかんだで編集やら作問やらしていると、どれだけ時間があっても足りません。

営業的には情報は発信し続けないといけないんでしょうけども、、、まぁ、中3生は講習後の学力コンクールでそこそこの成果を出したようだったので、良かったことにしましょう。


さて。
いつの間にやら公立高校入試まで残すところ50日を切り、私立の単願/専願/推薦試験については今週・来週が試験です。
そこで、今回は入試の面接についてちょっと書いてみようかと。

 まぁ、教員をしていた時に某高校で2年ほど面接官を経験しましたが、時間はかかるわ、かといって合否判定にはあまり関わらないわで、あまりいい印象がないわけですが。。。

まず、高校入試における面接試験の目的ですが、「最低限のきちんとした受け答えが出来る生徒かどうかの確認」という部分が大きいです。

主だった質問項目を列挙してみると、
(全員に対して)
・なぜ本校を受験しようと思いましたか?
・本校のどこに魅力を感じましたか?
・中学校で努力したことは何ですか?
・高校で頑張りたいことは何ですか? 
・得意な科目・苦手な科目はなんですか?
・学校が終わったあと、家ではどんなことをしていますか?
(部活をしていた生徒に対して)
・続ける上で大変だったことは何ですか?
・続けたことで得たものは何ですか?
・今後はどんな活動をしたいですか?

これらから幾つかを聞いて、将来の夢や、調査書の中での受賞歴など、気になったことをちょっと加えて3分くらいになるでしょうか。
まぁ、面接であって尋問ではないので、最低限の心得をして望み、まっとうな受け答えができていれば、回答の内容は特に問題はないかと思います。

厳しい質問が加わるとしたら、調査書から成績不振や長期欠席が見られるときや、試験会場での服装や態度があからさまに悪い場合でしょうか。

(成績不振の目立つ生徒に対して)
・成績の悪かった理由は何ですか? ・・・自己分析や反省ができてるかを見ます
・高校では成績が進級条件になりますが頑張れますか? ・・・質問の形を取った意思確認ですね
(欠席日数の目立つ生徒に対して)
・日数の多い理由は何ですか?
・高校では出席日数が進級条件になりますが頑張れそうですか?
(髪染・ピアスの痕跡などが見られる生徒に対して)
・校則は厳しいですが守れますか?


それは調査書だけではわからない、「本当に入学の意思はあるのか」「入学したあと3年間きちんと続けられそうか」を確認するためで、意思確認に近い感じですね。
(基本的に中学校から送られる調査書は生徒に都合の悪いことは書かれませんので。いろいろと複雑な事情を抱えた生徒とであっても、入学するまで高校側ではわからないということは往々にしてあります。)

実際のところ、面接官の印象ひとつで結果が大きく左右されたら受験者にとっては大事ですから、面接を厳密に点数化したり合否判定に大幅に加味することはどこの学校でもしていないと思います。
ただ、その生徒を受け入れる側としては「この生徒はちゃんとうちの学校についてわかった上でこの場にいるのか」「3年間通い続けられるだろうか」ということは最低限確認しておきたいわけです。
なので、その最低限のところであまりに受け答えに不安がある場合は「この生徒はどういう生徒なんですか?受け入れて大丈夫ですか?」と高校から中学校に照会がかかる場合もあったりします。

というわけで、面接練習は中学校でもするとは思いますが、最低限、上の項目くらいはきちんと返答を返せるようにしたほうがいいでしょう。


逆に、中学校の先生もこの程度の指導~つまり
「願書を出す学校についてはパンフ読んできちんと調べとけ」
「どこに惹かれて出願したのか理由くらいはちゃんと持て」
「自分がどういう人間でこの先どうしたいのかくらいは考えておけ」などなど
コレくらいはきちんと指導した上で送り出してほしいなと。

面接での「なぜうちの学校を受験しましたか?」に対して非常に多くの生徒が答えたのが「自分の学力に合っていたから」というものでした。
この返答をしたのは1人や2人じゃないです。それこそ50人のうち10~15人くらい。
それだけの人数が同じ返答をしたってことは<中学校や塾でそう答えるように指導をされたから>に違いありません。
受験生当人に悪意はないんでしょうけどね。
でも、この返答からは滑り止めとしての消極的な選択としか受け止められませんし、「この成績でうちに合っていた?そんなに低く見られてるの?」的な印象はどうやっても拭えません。
それをわざわざ学校で指導されてくるって、どうなんでしょうね?


毎度の話ですが、生徒の様子を見ていると、その背後には「どういう指導をされてきているのか」が透けて見えます。
下手な指導・不十分な指導で恥をかくのは実は生徒本人ではなく、常に指導した学校や塾や家庭、つまり教師だったり親だったりします。
 
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さて、いよいよ入試本番を迎えます。
あとは残された時間を志望校合格に向けて全力で打ち込むだけですが、
もしまだ迷いや不安があるようでしたら792-0490もしくは sigmaseminar@gmail.com までご相談を。

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